あなたの価値は他人からの評価で左右されない
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日は、いただいたご質問にお答えしていきたいと思います。
先日、上司から急ぎの案件を任されたんですが、同僚からもいろいろと頼まれごとをされてしまい、断れずに全部引き受けてしまいました。
結果として、自分の仕事が後回しになり、納期ギリギリになってしまって焦りました。
自分としては優先順位を守りたいと思っているのに、どうしても相手の期待に応えようとしてしまい、自分の時間や仕事が犠牲になることがよくあります。
他の人のようにきちんと断ったり、もっと自分のペースで仕事を進められるようになりたいのですが、どうしたらいいでしょうか
というご質問です。
この質問を読んで、僕の姉が同じような相談をしていたことを思い出しました。
姉もとても責任感が強くて、完璧主義なところがあります。
今、姉は税理士事務所でアルバイトをしているのですが、バイトにもかかわらずかなりの仕事を任されてしまい、クライアントの責任を自分の責任のように感じてしまうことがあるようです。
そんな話を相談されたことを思い出しました。
まず、この質問を見て感じたのは、あなたが周りの期待に応えようとする誠実さや気配り、そして責任感がとても素晴らしいということです。
自分のペースで仕事を進める
人によっては、責任感がある人を素晴らしいと思う人もいますよね。
自分には責任感が足りないと感じて自分を責めてしまう人がいて、逆に責任感がある人に憧れるというケースもあるんです。
だからこそ、自分を後回しにしてしまうことが増えるというのも、理解できることだと思います。
そして、そのような状況が日常的に繰り返されると、自分の中に「癖」みたいなものができてしまいます。
その結果、どんどんプレッシャーを抱え込んでしまうんですよね。
疲れたり、しんどくなったり、モヤモヤしたりすることも増えてくると思います。
まず、相手に頼まれた時にすぐに引き受けるのではなく、一旦持ち帰るということを練習するのが大切です。
そして、呼吸をしっかり整えること。
一息ついてから返答するということがポイントです。
すぐに「やります」と答えない習慣をつけることが大切です。
すぐに対応することが、今まで評価されてきたんだと思います。
「彼に任せておけば大丈夫」と思われるような評価を受けると、それが自分の中で成功体験になってしまい、断ることがどんどん難しくなってしまうんですよね。
これは、僕の姉にも話したことですが、期待に応え続けることでその評価がさらに積み上がり、ますます断れなくなってしまうんです。
マインドフルネスで自分の優先順位を守る
なので、少し一旦呼吸をしましょう。
一旦持ち帰るという姿勢を持つことが大切です。
そして、自分の気持ちや優先事項をもう一度確認してから答えるという習慣を少しずつ身につけていく。
これはある意味で、マインドフルネスに通じるものです。
今この瞬間に、自分の本当の気持ちを意識し、少しきついなと感じた時はその気持ちに寄り添って、一旦待ってもらうことが重要です。
一旦持ち帰り、余裕を持って対応することを心がけると、結果的にその方が評価されることに気づくはずです。
今までは、すぐに「イエス」と答えて、自分が焦りながらも頑張ってこなすことで成功体験を積んできたかもしれません。
それによって評価を得てきたことで、同じことを繰り返してしまうという状況にあると思います。
しかし、少しずつ自分に余裕を持ち、一旦持ち帰るという姿勢でも、あなたの誠実さや気配りが評価されることに気づいていくはずです。
あなたは十分に頑張れる人ですし、他人への気配りもできる人です。
だからこそ、急いで答えなくてもその誠実さは伝わります。
そして、断ることもとても大切です。
「断る勇気」という本もありますが、断ることで相手との関係が悪くなると感じる人は多いと思います。
でも、実はそうではなく、自分を大切にすることで、結果的には周りとの関係も健全になり、より信頼される関係性を築いていくことに繋がっていきます。
初めは遠回に断って練習する
少しずつ、小さなことから始めてみましょう。
例えば、「今は少し難しいですが、これが終わったらお手伝いできますよ」といった形で、丁寧に断る方法も良いと思います。
最初から本音を伝えるのは難しいですよね。
「本当はやりたくない」「今は無理だ」と感じていることもあると思います。
だからこそ、遠回しでもいいので断る練習をしてみましょう。
「ちょっと今は無理なんだけど、これが終わったらお手伝いできます」といった柔らかな言い方で、少しずつ練習してみてください。
相手に伝える時も、柔らかな言葉遣いで、自分の立場を尊重することがとても大切です。
これは、あなたにとっても必要なステップだと思います。
他人からの評価で価値が決まるわけではない
そして最後に、自分のペースを守るためには、自分自身をもっと信頼することが大切です。
他人の期待に応えることだけが、自分の評価ではないと認識していくことがとても重要です。
他人の期待に応えることで価値が決まると思いがちですが、それよりも自分の能力をしっかりと認め、自分自身の価値を感じることが大事です。
この価値は、まず自分から始まるものです。
まずは、自分で自分の価値を感じて、信頼していくことが第一歩です。
もし、焦りや不安が湧いてきたら、少し心を落ち着けて深呼吸しましょう。
マインドフルな感覚で「今この瞬間」に戻ってきて、自分に「今、何が本当に大切なのかな?」と問いかけてみてください。
そして、その答えを感じ取る時間、自分自身としっかり繋がる時間を大切にしましょう。
このプロセスが、あなた自身の力となっていくのです。
自分の心の声をしっかり聞けるようになり、その声を軸に前に進むことができるようになると、どんどんあなたらしい、あなただけが持つエネルギーが湧いてくるようになります。
このエネルギーは、あなたにしかできないことを実現するための力となり、さらにあなた自身を支えてくれるものになるのです。
他人軸ではなく自分軸で生きるための第一歩
どうしても相手の期待に応えようとすると、他人軸になりがちです。
相手からどう評価されるかを気にして合わせてしまうこと、これが他人軸なんですね。
自分が本当はどうしたいかを差し置いて、相手の要望に応えてしまうことが繰り返されるんです。
特に繊細な方はそうなりがちで、その優しさや気配りが、周囲や親から評価されてきたため、それが価値の基準になってしまっています。
これが根深いパターンとして自分の中に根付いていて、手放すのが難しいんです。
でも、少しずつでも、自分軸で生きることを始めてみましょう。
自分が本当にどうしたいのか、それを大切にしていけるように。そうすると、結果的にパフォーマンスも上がり、信頼され、評価されるという現実が訪れるようになります。
自分軸で動くことができるようになると、より大きな結果を残せるようになり、自分自身も納得できる形で評価される経験が増えていくでしょう。
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