仕事のプレッシャー解消法|心の健康を守る3つの視点
音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽
どうもJAYです。
今日もご質問をいただいたので
そちらにお答えしていきます。
ご質問の内容はこちらです:
仕事のプレッシャーが原因で毎晩2時頃まで眠れず、
週末になると何もやる気が出なくなります。
特に上司から
『君にしかできない仕事だ』
と言われるたびにプレッシャーが増し、
自分が期待に応えなければならないと強く感じてしまいます。
以前は趣味のギターを弾いてリフレッシュできていたのに、
今はギターケースを開ける気力すらありません。
こんな状態が続く中で、どうすれば自分を追い詰めずに
前向きな気持ちを取り戻せるでしょうか?
これは、かなりきつい状況ですね。
毎晩2時まで眠れないとなると深刻な睡眠不足にもなりますし、
週末も何もできない状態で、
まさに週末”廃人”のようになってしまっているのだと思います。
そのお辛いお気持ち、よくわかります。
さて、今日はそんな辛い状況の中で、
どうすれば少しずつでも
前向きな気持ちを取り戻していけるか
そのための3つの視点を
皆さんとシェアしたいと思います。
プレッシャーを感じて
何もやる気が起きなくなるほど追い込まれてしまうと
今のやり方を続けていくのは
自分のためにも、上司のためにもなりません。
パフォーマンスも下がってしまいますし
このまま進めば、心のバランスが崩れて
最悪の場合、メンタルが壊れてしまいます。
ですから、今日お伝えすることを
少しでも実践していただければと思います。
きっと今より良い状態へ
近づけるのではないかと信じています。
願いを込めて、お届けしますね。
前向きな気持ちを取り戻していく方法
“自分にしかできない仕事”の解釈を再定義する
まず1つ目の視点ですね。
「君にしかできない」と言われている以上、
“自分にしかできない仕事”の解釈を再定義する
ことが大切です。
どういうことかというと、
あなたは、おそらくではなく、
確実に責任感が非常に強い人でしょう。
そして、完璧主義でもある。
ただ、責任感が強くて完璧主義であること自体は、
決して悪いことではありません。
むしろ、それは素晴らしい特性です。
完璧主義というと、ネガティブに捉えられることもありますが、
「完璧にこなしたい」という強い意志は、
本来とても価値のあるものです。
「ちゃんとやりたい、ちゃんとやろう」
そういう姿勢で、今までも努力されてきたはずです。
そして、その積み重ねが、きっと周りからの評価に
つながってきたのだと思います。
ですが、ここで大事なのは、
「自分は責任感と完璧主義が強い」ということを
まず自覚することです。
これを理解したうえで
「上司の期待にどう応えていくか」
という視点が、非常に重要になってきます。
期待に応えなければと考えるあまり、
「自分で頑張らなきゃ」と思い詰めると、
パフォーマンスが下がってしまうのです。
知っておいてほしいのは
今のあなたは睡眠不足になり
週末もやる気が起きないほど
心も体も疲れ切っているということです。
この状態では、当然ながら高いパフォーマンスを
発揮するのは難しいです。
だからこそ、「今のやり方だとパフォーマンスが出ないかも」と
まずは認識してみてください。
これまでのあなたは、その方法で成果を上げてきたので、
「他のやり方」を知らないかもしれません。
ですが、パフォーマンスを上げるためには、
自分らしく取り組むことが大切です。
自分にしかできない仕事の解釈を、
「自分らしく取り組むこと」へと
切り替えてみてほしいんです。
では、自分らしく取り組むとは、
どういうことなのでしょうか?
それは、自分に合ったやり方や自分のペースを大切にすること。
さらに、自分の強みや長所を生かし
その仕事に込めていくことです。
自分が前向きに取り組める方法を
探してみることが重要です。
もちろん、難しいことだとは承知しています。
でも、今の方法とは違う、あなたらしいやり方が必ずあります。
完璧を目指すことがゴールではなく、
自分らしく取り組むことをゴールに
してみてください。
「どこまでが自分の役割なのか」を整理する
2つ目の視点は
上司と対話をして「期待にどう応えるか」ではなく
「どこまでが自分の役割なのか」を一緒に整理してみることです。
これは、1つ目でお話しした
「自分にしかできない仕事の解釈の再定義」に
つながる大事なステップです。
責任感と完璧主義が強いと
「自分が全部背負わなきゃいけない」
と感じてしまいがちです。
その結果、すべてを自分でやろうとするあまり
仕事の範囲がどこまでも広がって
大きなプレッシャーになり
パフォーマンスが低下することもあります。
そこで、上司とのすり合わせが重要です。
「どこまでが自分の役割か」を明確にすることで
その範囲を超えた仕事を抱え込まずに済みます。
さらに、自分がやるべきではない仕事は
他の人を頼ったり、共有するスキルを
磨くことがポイントです。
完璧主義の人ほど、「自分が全部やらなければ」
と思いがちですが、それが本当に良いことでしょうか?
むしろ、周囲の人たちに仕事を譲り、
成長の機会を与えられる人のほうが評価される
ことも多いのです。
そして、その結果、チーム全体のパフォーマンスも向上します。
ですから、ぜひ「自分の役割」が明確になったら、
それ以外の仕事は他の人を頼る練習をしてください。
みんなで協力して取り組む姿勢を
少しずつでも取り入れていくのです。
もちろん、これまで何でも一人でこなしてきた分
最初は難しく感じるかもしれません。
ですが、この習慣を身につけることで
あなた自身の負担も軽減され
より良いパフォーマンスを発揮できるようになるはずです。
ぜひ、一度取り組んでみてください。
そうすることで、長期的なパフォーマンスを
自分で維持できるようになっていきます。
短期的には、これまでのやり方でも
なんとかなるかもしれませんが、
年を重ねるにつれて、自分の環境を整えていくことが大切です。
パフォーマンスを発揮できる環境づくりを、
ぜひ実践してみてください。
次に、回復のサイクルをデザインし直すことです。
今の状態は、心も体もエネルギーを
使い果たしてしまっているわけです。
だからこそ、過去に楽しんでいたギターさえも
再開できない状況に陥っています。
楽しいと思っていたことにさえ、
手を伸ばす気力が枯渇しているのです。
そのため、回復のサイクルを見直し
もう一度「楽しむ時間」を意識して作ることがとても重要です。
いくつかの方法をご紹介します。
まず、結果を求めない時間を持つこと。
たとえば、ただギターを手に取って、
5分でも10分でも音を鳴らしてみる。
結果を出すことを目指さず、ただ音に耳を傾け、その瞬間を楽しむ。
結果を追い求めるのではなく、
今この瞬間を楽しむ感覚を大切にしてください。
そうすることで、少しずつまた
その時間を取れるようになっていきます。
また、回復とはただ「休む」だけではありません。
自分にとってのリフレッシュ時間を
取り入れることも効果的です。
もしギターを手に取る元気がないときは
半身浴をする、マッサージに行くなど
心と体を優しく癒す時間を持つのも良いでしょう。
こうした癒しの時間を積極的に取り入れることで、
心も体も回復し、自然とパフォーマンスも
元に戻っていきます。
そして、またギターを弾きたい気持ちが湧いてきたら、そのときに楽しむ。
そんな柔軟なペースで進めるのが理想です。
【記事】自己受容を深める3つの実践法!小さな目標で自信を育てよう
プレッシャーに対する自分との対話を習慣にする
3つ目は、プレッシャーに対する自分との対話を習慣にすることです。
どういうことかというと
仕事でプレッシャーを感じたとき
そのプレッシャーとの向き合い方が上手くなることがとても大切です。
こうした自己対話を続けることで
メンタルが安定し、仕事のパフォーマンスも徐々に戻ってきます。
この自己対話にはいくつかの効果的な方法があります。
1つ目は、朝のセルフトークです。
朝起きたら、自分に向かってこう声をかけてみてください。
「今日は何をしても大丈夫。」
「頑張らなくても、もう十分大丈夫。」
疲れを感じたら
「こんなに疲れているのは、それだけ頑張った証拠。」
「今日は結果が出なくても、私は十分にやった。」
こうした前向きでポジティブな言葉を
自分自身に伝えることがとても効果的です。
この自己への優しい言葉かけは、
「セルフ・コンパッション」とも呼ばれ、
日々のストレスやプレッシャーを和らげます。
2つ目は、ジャーナリングです。
紙にその日の出来事を振り返り
自分ができたことや感謝したいことを書き出してみましょう。
この作業を通して、ネガティブな思考が整理され
視点が広がっていくと言われています。
ただし、ノートを開いて何かを書くというのも
心身が疲れているときにはハードルが高いかもしれません。
ですが、少しでも試してみることで
心が豊かに、緩やかに広がっていくはずです。
無理のない範囲で取り組みながら
自己対話を習慣にすることを目指してみてください。
まとめ-とにかく大切なのは自分に優しくなること-
とにかく総括として大切なのは、自分に優しくなることです。
「自分に甘くするのはダメだ」と感じるかもしれません。
これまでずっと頑張ってきた人ほど、そう思いがちです。
ですが、これまでとは違う形で
パフォーマンスを高める方法があります。
それが、自分に優しくなることです。
実は、心理学やコーチングの研究でも、
このことは明らかになっています。
今のあなたは、エネルギーを
使い果たしてしまったサインが
出ているのだと思います。
そんなときこそ、その疲れや停滞感を
「自分を労うきっかけ」と
捉えてみてください。
完璧を求めるのではなく
「今の自分にできる範囲で最善を尽くしている」
と認めることが大切です。
「私は十分頑張っている。このままで大丈夫。」
そうやって、自分に優しい言葉をかけることで
心がほぐれていき、少しずつエネルギーも回復していきます。
自分を追い詰めるのではなく
心に余裕を持てる自分でいることこそ
本当に高いパフォーマンスにつながっていきます。
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