なぜ人は簡単に変われないのか?目標達成のカギは裏の目標にあり
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おはようございます、JAYです。
さて、今日のテーマは「なぜ人は変われないのか」です。
人間というのは、変わることがとても難しい生き物ですよね。
これまでの人生で
「変わりたい」
「変わらなきゃ」
と思ったことがある方も多いと思いますが、実際にはなかなか変われない日々を過ごしている方がほとんどではないでしょうか。
実は、研究によると、例えば健康を害していて「ここを改善しないといけません」と医者に指摘されても、さらには「このままでは命に関わりますよ」と警告されたとしても、生活を改善できる人はわずか7人に1人だそうです。
つまり、7人中6人は行動を変えることができないということです。
この事実からも、人が変わることの難しさがわかりますよね。
最近、私のおじが亡くなったのですが、彼はお酒とタバコが大好きでした。
何年も前から医者に改善を促されていたようですが、親族の話によると、まったく生活を変えないまま、比較的若い年齢で亡くなったそうです。
もちろん、本人が幸せであったならそれで良いのかもしれません。
ただ、「このままでは命に関わる」と警告されても行動を変えられないというのは、改めて人間が変化を避けがちな生き物であることを実感させられる出来事でした。
それほどまでに、変わることは難しい。
そんなテーマについて、今日はさらに深掘りしてお話ししていきたいと思います。
目標の裏に潜む本当の目的とは?
この難しさの背後には、ロバート・キーガン博士というハーバード大学の世界的な研究者の研究があります。
彼の研究は非常に面白く、参考になる部分が多いです。
キーガン博士によると、人が変わることができない理由には「裏の目標」が存在しているのだそうです。
例えば、ダイエットをしたい、もっと周りに仕事を任せられるようになりたい、人を頼りたい、などの目標がある場合、
なぜそれを実行できないのか、
理解しているはずなのにできないのか、
その理由には「裏の目標」が関係していると言います。
ダイエットを例に挙げると、頭では「ダイエットをしよう」と決めても、実際に食事制限をしようとすると、それがとても難しく感じますよね。
なぜかというと、「ダイエットをしない理由」という裏の目標が潜在的にあるからだと言われています。
このように、目標達成ができない理由は、表面の目標の裏に隠れている別の目標があるからです。
その「裏の目標」を見つけることが、変化を引き出すためにとても重要だとキーガン博士は提唱しています。
変化を阻む隠れた欲求とは?
例えば、ダイエットをしたいと思っているけれども、実際にはできないという人がいます。
その理由として、裏の目標が関係していることがあります。
例えば、「食べることをすごく楽しみにしている」といった思い込みです。
この楽しみがなくなってしまうと、人生が楽しめなくなる、という考え方があるとします。
これが裏の目標であり、そのために食べ続けてしまうことになります。
ダイエットをしたいと思いながらも、ついつい食べてしまうのは、食べることで得られる喜びを求めているからです。
人は、食べることで人生を豊かにし、ハッピーになれると考えがちです。
このような考えが裏の目標となり、ダイエットを続けることができないのです。
さらにその奥には、強い固定観念が存在しています。
「人生は食べることで豊かになる」
「食べることを通して幸せを感じることができる」
といった、深く根付いた考え方がある場合があります。
この固定観念が強すぎるため、たとえダイエットをしようと思っても、どうしてもその考えに引き寄せられ、裏の目標を達成しようとしてしまうのです。
ダイエットと固定観念
僕自身の例を挙げると、実はダイエットをしたことがないんです。
その理由は、食べることに対して特別なこだわりや執着がないからです。
僕は、食べること以外にもっと面白いことに興味があるので、食事はあくまで「済ませる」もの、という感覚なんです。
例えば外食してみんなとワイワイ楽しむのはその場の雰囲気として楽しいけれど、食事そのものに強い興味があるわけではありません。
確かに、ダイエットをしようと思ったこともありましたが、それは自制心を持つことが素晴らしいからではなく、単純に食べることに対する固定観念がないからです。
自制心が強いとか、努力をしているわけではなく、ただ「食事に対してのこだわりがない」というだけなんです。
食べることに執着がないから、特別な意識や努力をしなくても、自然と健康的なスタイルを維持できているんですね。
ちなみに、僕の体型は10代の頃からほとんど変わっていません。
太ったことも、痩せたこともなく、ずっと筋トレも続けています。その結果、20歳の頃と体型はほとんど変わらないんです。
これは、僕が特に意思の力が強いとか、努力家だというわけではありません。
あくまで、食事に対する固定観念や執着がないという点が大きいです。
その一方で、美しくありたいという気持ちは強いので、結果的にジムに通ったりしているんだと思います。
ダイエット成功のカギは目標設定の裏にある!
もし、固定観念さえ変えることができたら、意外とあっさりと目標に向かって進み始めることができると言われています。
つまり、行動を起こすこと自体が難しいのではなく、心の中にある潜在的な障害物が大きいということです。
だからこそ、最初にやってしまいがちなこととして、目標設定をしてすぐに行動に移すというのは逆効果となる場合が多いです。
例えば、「今年こそダイエットをする!」と決めたとき、すぐに食事制限や毎日走るなどの具体的な行動に移すことが多いですが、それでうまくいくのはごくわずかで、ほとんどの人が途中で挫折してしまいます。
これは、設定した目標に対して潜在的な抵抗感や固定観念が働くからです。
実は、目標設定の前に、自分の心の中でどんな「裏の目標」や「固定観念」が存在しているのかを理解することが大切です。
ダイエットを例にとれば、食べることに対する執着や、食事が楽しみであるという固定観念があるからこそ、行動に移すことができないのです。
そのため、まずは自分が目標を達成できない理由を深掘りしてみてください。
その裏に潜む心理的な抵抗、そしてそれを支えている固定観念に気づくことが、実は目標達成への第一歩だと言えます。
もちろん、意識を高く持つことも大切ですが、あくまで自分のペースで無理なく進んでいくことが重要です。
自分の人生に集中し、毎日を少しずつ進めていけば、目標に近づいていけると思います。
ということで、今日もあなたらしい素敵な一日を過ごしてください。
自分のペースで進んでいきましょう!
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