マインドフルネスは“頑張らない”目標達成法だった
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今朝のご自身の感覚はどんな感じでしょうか?
体の調子や心の様子は、どんな感覚があるでしょうか?
まずは目を閉じて、深くゆっくりと深呼吸をしてみてください。
吸って、吐いて。
そしてもう一度吸って、その間に「今」の感覚をじっくり味わってみましょう。
今日はどんな調子でしょうか?
調子があまり良くないなと感じる日も、もちろんあると思います。
そんなときは、無理をしすぎないように、どうぞ自分に優しくしてあげてください。
さて、今日もマインドフルネスをテーマにお話をしていきたいと思います。
数日前にご質問をいただきました。
マインドフルネスとは“今”にフォーカスすることだから、目標達成を目指すことはたほう諦めた方がいいのでしょうか?目標とかを持たずに生きることがマインドフルネスの秘訣ですか?
というご質問でした。
とても興味深い問いかけですね。
マインドフルネスという考え方のなかで、
「目標を持たない」
「未来のことを考えない」
といったイメージがあるかもしれませんが、決してそういうわけではないんです。
マインドフルネスは「今、ここにいる」ということに意識を向けることですが、それが未来を考えたり、目標を持つことと矛盾しているというわけではないのです。
目標を持つことと「今ここ」を生きること
マインドフルネスの練習をすることで、「今ここ」に集中できる精神性やメンタルの力が強化されていきます。
だからといって、
「目標を持たない方がいい」
「目標を諦めた方がいい」
というわけではありません。
たとえば、目標達成のために何か目標を立てますよね。
そして、その目標に向かって進もうとする自分がいるとします。
でも、その目標があまりにも大きすぎると、それについて考え続けてしまい、
「自分には無理かもしれないな」とか、
「なんだか大変そうだな」と、
ぐるぐると不安な思考にとらわれてしまうことってあると思うんです。
そういうときにこそ、マインドフルネスがとても役に立ちます。
なぜなら、目標があることは良いことですが、その過程をイメージしたときに「自分にはできる・できない」といったセルフイメージが邪魔をして、動けなくなってしまうことがあるからです。
でも、マインドフルネスの視点では、そうしたセルフイメージに引っ張られるのではなく、
「今、何をするべきか」
「今やるべきことは何か」
という視点に立ち返ることができます。
つまり、今目の前にあるタスクに集中してみたり、「やってみたいな」と感じたことに素直にフォーカスしてみたりするんです。
そうやって、マインドフルネスの感覚と、未来に向かって進む目標というものは、共存させていくことができるんだと思います。
マインドフルネスな時間と、そうでないマインドレスネスな時間、それぞれをうまく調和させていくことが大切なんですね。
自分を高めるための「今」への集中
マインドフルではない、いわゆるマインドレスな時間も、実はとても大切なものなんですよね。
なぜなら、目標も何も持たずにマインドフルネスを実践するというのは、なかなか難しいことだからです。
そもそも私たちは、多くの場合「自分を高めたい」と思ってマインドフルネスを始めるのではないでしょうか。
人によっては
「メンタルを強くしたい」
「精神的にもっと安定したい」
という思いがあるかもしれませんし、
「もっと自分のパフォーマンスを上げたい」
「目標を達成しやすい自分になりたい」
と考えることもあるでしょう。
そういう思いがあるからこそ、マインドフルネスを学び始めるのだと思うんです。
ただ、大切なのは「今にフォーカスすること」。
否定的な未来の予測やネガティブなイメージばかりを考え続けるのではなく、今この瞬間、目の前のことに意識を向けて、集中できるようになっていくこと。
未来に対する設定……たとえば
「あれがしたい」
「こんなことを実現したい」
といったビジョンを描くこと自体はとても自然なことです。
それに対して、「じゃあ今、自分にできることは何だろう?」と、意識を今に戻していく。
そして、目の前のことに集中していく。
この繰り返しが、マインドフルネスの本質ではないかと思います。
マインドレスも悪くない
だからこそ、目標達成のメソッドとマインドフルネスを掛け合わせるというのは、すごく良いことだと思うんです。
ぜひ、目標を持ちながら、そこに向けた様々なメソッドを活用してみてください。
たとえば、目標達成のための方法って本当にいろいろありますよね。
代表的なものでいえば「SMARTゴール設定」とか、あとは「WOOPメソッド」なんかもありますよね。
WOOPというのは日本ではまだあまり知られていないですが、海外ではすごく有名な目標達成のメソッドです。
そういったメソッドで目標を明確にしてから、そこにマインドフルネスを組み合わせて実践していくと、本当に相乗効果が生まれるんですよ。
それに、マインドフルネスを実践するからといって、「ずっと心をフルにして、今ここに居続けなければならない」というわけではないんです。
これはとても大切なポイントです。
たとえば会社に行ったり、ビジネスや日常の仕事をしていると、どうしてもマインドレス……つまり、今から意識が離れて、いろんなことを同時に考えなければならない場面ってありますよね。
それって別に「悪いこと」ではないと思うんです。
「マインドフルネスをしているから、ずっと今ここにいなければならない」とか、「そうじゃないといけない」なんていうルールはないですし、誰もそんなふうに強制していないはずです。
だから、
「目標を持つことがマインドフルネスに反するんじゃないか」とか、
「目標を諦めた方がいいのかな」
といったふうに、極端に受け取らないように、どうか気をつけてみてくださいね。
執着しない心がパフォーマンスを自然に引き上げる
マインドフルネスを実践していることで、「今ここ」に集中する感覚が自然と養われていきます。
それによって、目の前の時間のパフォーマンスが少しずつ高まっていくんですね。
そして、その集中できる時間が増えていくことで、今日の自分のパフォーマンスが上がるということになります。
つまり、特別なことをしなくても、自分自身としてのパフォーマンスが自然と高まっていくんです。
ただし、そこで気をつけたいのが、「パフォーマンスを上げること」そのものに執着しすぎないということです。
「マインドフルネスをやっているのにパフォーマンスが上がらない」とか、「メンタルが向上しない」と感じてしまうと、それ自体がまた執着を生んでしまいます。
なので、その点には少し注意を向けながら、バランスを大切にしていきたいですね。
マインドレスな時間も大事にしつつ、心フルな時間を日常の中にときどき取り入れて、「今ここ」に戻る練習をしていきましょう。
そして、忘れてはいけないのは、マインドフルネスは「瞑想」だけではないということです。
日常の中のどこでも練習できるものなんですね。
たとえば、食事のときに五感を意識して、ゆっくりランチを味わってみるとか。
あるいは、掃除をするときに、あれこれ考えるのを一度やめて、目の前の掃除というタスクに集中してみるとか、それだけでもいいんです。
1日に数分でも構いません。
「ちょっとずつやってみる」という意識で、自分の感覚を取り戻していくと、だんだんと「今ここ」に集中できる力が高まっていきます。
それによって、メンタリティーやメンタルそのものも向上していくということが、私自身の体験としてもありました。
ぜひそのように、マインドフルネスを日常に取り入れていってみてください。
そして今日も、自分らしく、肩の力を少し抜いたりする時間も取り入れながら、自分自身を大切にして、一日を過ごしてみてくださいね。
いってらっしゃい。
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