セルフコンパッションが導く、より健やかな毎日
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日から数日間にわたって「セルフコンパッション」について解説していきたいと思います。
なぜこのテーマを取り上げるのかというと、セルフコンパッションというスキルは、人生において本当に大切なものだからです。
実際、僕自身がこのスキルを手に入れたことで、大きく人生が変わりました。
よく「ありのままの自分を認めましょう」と言われますが、実際には「はい、OK!」と簡単に受け入れられるものではないですよね。
頭では理解していても、心がついてこなかったり、いざというときに自分を責めてしまったりする。
何か良くないことが起こると、「自分が悪いんじゃないか」と、自分を責める癖が無意識に出てしまうこともあります。
どれだけ知識として持っていても、それを本当に実践できるかどうかは別の話。
でも、このセルフコンパッションというスキルを身につけることで、そういった自己否定や自分責めから解放されるようになれるんです。
だからこそ、このテーマについてしっかりとお伝えしていきたいと思います。
「自分への思いやり」が人生を変える?セルフコンパッションの本質
まず、「セルフコンパッション」とは何かについてお話しします。
「コンパッション」という言葉には、「思いやりを持つ」という意味があります。
日本語に訳すと「思いやり」ですね。
そして「セルフ」がつくので、「自分自身に対して思いやりを持つこと」を指します。
では、普段自分に対してどのように接しているでしょうか?
先ほどお伝えしたように、つい自分を責めてしまうこと、ありますよね。
でもセルフコンパッションとは、その逆の考え方。
自分を責めるのではなく、自分に優しく接することを意味します。
こうした話は、マインドフルネスや自己啓発に触れたことがないとピンとこないかもしれません。
でも、ここでは一つ大切なことをお伝えしたいと思います。
それは「自分を責めるのではなく、自分に優しくした方がいい」ということ。
なぜそれが良いのかについては、後ほど詳しく説明しますが、まずは「セルフコンパッションとは、自分自身に対して思いやりを持ち、優しく接することなんだ」ということを覚えておいてください。
私たちはミスをしたり、欠点を感じたりすると、自分に対してとても厳しくなりがちです。
でも、この「自分を責める」という行為が、心の健康や行動の質に大きな影響を与えると言われています。
だからこそ、自分に対する接し方を少し変えてみることが、とても大切になってくるのです。
自己批判がもたらす影響と、セルフコンパッションの重要性
たとえば、「自己批判」とはどういうものかというと、
「自分はダメだ」
「なんで失敗したんだ」
といった批判的な言葉を、自分に向けて考えたり、頭の中で繰り返したりすることです。
こうした思考は、自分の価値を傷つけ、結果的に自己嫌悪や無力感を生み、モチベーションを下げる要因になると言われています。
「なんだかやる気が出ない」
「前向きになれない」
「もっとモチベーションを上げたい」
もしそう感じているなら、一度、自分の思考を観察してみてください。
無意識のうちに、自己批判を繰り返してしまっていませんか?
子どもの頃に、周囲の大人からどんな言葉をかけられて育ったかは、大きな影響を与えると言われています。
私たちは、つい「もっと頑張らなきゃ」と思うあまり、自分にダメ出しをしてモチベーションを高めようとすることがあります。
しかし、心理学的には、これは逆効果であり、むしろモチベーションを下げてしまうことが分かっています。
一方で、セルフコンパッションの視点を持つと、
「誰にでもミスはある」
「この経験から学べばいい」
「それでも大丈夫」
といった優しい言葉を、自分にかけられるようになります。
そうすると、失敗を成長の機会として捉えられるようになり、気持ちの持ち方が変わっていきます。
精神的な影響も大きく、自己批判や自己否定を繰り返すと、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、不安やうつのリスクを高めることが分かっています。
ストレスが病気の原因になるという話を聞いたことがあると思いますが、実際に、慢性的なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼします。
逆に、セルフコンパッションを実践することで、心を落ち着かせるホルモンや「幸福ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌され、安心感や自信を育てることができます。
人生を生きていく上で、最も大切なのは、自分の健康と精神状態です。
体調が悪いときに「頑張ろう!」と思っても、なかなか頑張れませんよね。
それと同じように、心の状態が整っていないと、モチベーションを高めるのは難しいものです。
年齢を重ねるにつれて、心と体の健康の大切さに気づくことが増えていくと思います。
セルフコンパッションは、単に「自分に優しくする」というだけでなく、幸福度を高め、行動力やモチベーションを上げ、自分らしい人生をより豊かにするための、大きな力を持っています。
だからこそ、自分への言葉掛けを見直し、セルフコンパッションを意識することが、とても重要なのです。
自己批判を手放し、前向きな自分を育てる方法
セルフコンパッションとは、自分に対して優しく接し、思いやりを持つことです。
私たちはつい自己批判をしてしまいがちですが、それがモチベーションや精神状態に大きな影響を与えることをご存知でしょうか?
自己批判とは、
「自分はダメだ」
「なぜ失敗したんだ」
といった否定的な言葉を自分に投げかけることです。
これが習慣化すると、自己価値を傷つけ、自己嫌悪や無力感につながり、結果的にやる気を失う原因になります。
実は、幼少期に周囲の大人からどのような言葉をかけられたかが、自己批判の傾向に大きな影響を及ぼします。
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い詰めることでモチベーションを上げようとすることもありますが、実際には逆効果であることが心理学的に明らかになっています。
一方で、セルフコンパッションを実践すると、失敗や困難を成長の機会として捉えることができるようになります。
「誰にでもミスはある」
「この経験から学ぼう」
「それでも大丈夫」
といった優しい言葉を自分にかけることで、心の安定や自己肯定感が育まれます。
さらに、自己批判がストレスホルモン(コルチゾール)を分泌させ、不安やうつのリスクを高める一方で、セルフコンパッションは幸福ホルモン(オキシトシン)を促進し、安心感や自信をもたらすことがわかっています。
では、セルフコンパッションには具体的にどのような要素があるのでしょうか?
クリスティン・レフ博士によると、セルフコンパッションは以下の3つの要素から成り立っています。
セルフコンパッションの3つの要素
①セルフカインドネス(自分への優しさ)
自己批判をやわらげ、自分を責めずにいたわること。
自分に対して「大丈夫」と優しく声をかける習慣を持つことで、精神的な安定を保つことができます。
②共通の人間性
「失敗するのは自分だけではない」と理解すること。
誰しも失敗や困難を経験し、承認欲求を持ち、エゴを持っています。
これを自然なことと受け入れることで、孤独感や自己否定から解放されることができます。
③マインドフルネス
「今ここ」に意識を向けること。
自分の感情や思考に気づき、それを客観的に観察する力を養うことで、自己批判に飲み込まれずに済みます。
思考に振り回されず、ありのままの自分を受け入れる練習が大切です。
私たちはつい、自己批判的な思考に陥りがちです。
でも、もし最近モチベーションが下がっていたり、体調が優れなかったりするなら、一度自分にどんな言葉をかけているか振り返ってみてください。
そして、自己批判ではなく、セルフコンパッションを実践することを意識してみましょう。
自分を優しく受け入れることで、心が落ち着き、行動力や幸福度が高まることを実感できるはずです。
セルフコンパッションを通じて、もっと自分らしく、豊かな人生を送れるようにしていきましょう。
セルフコンパッションがもたらす3つの大きな変化
セルフコンパッションの3つの要素—セルフカインドネス(自分への優しさ)、共通の人間性、マインドフルネス—を理解し、日々の言葉掛けを変えていくことが、私たちの心や行動にどのような影響を与えるのでしょうか?
実は、セルフコンパッションを実践することで、メンタルヘルスの改善、ストレスの軽減、人間関係の向上、持続的なモチベーションの維持といったさまざまな効果が期待できることが、心理学的に明らかになっています。
①メンタルヘルスの改善
セルフコンパッションを実践すると、ストレスや不安が軽減され、うつのリスクも低下することが分かっています。
自己批判が強いと、ストレスホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌され、心身の疲労を引き起こしやすくなります。
一方で、**「大丈夫、自分は頑張っている」**と優しく声をかけることで、脳が安心し、リラックスしやすくなります。
②人間関係の向上
自分に厳しいと、他人にも厳しくなりがちです。
逆に、自分に優しくできると、自然と他人にも優しく接することができるようになります。
自分に余裕が生まれることで、相手の気持ちを思いやることができ、人間関係がよりスムーズになります。
③持続的なモチベーションの維持
「自分を厳しく追い込めば、やる気が出る」という考え方が一般的ですが、近年の心理学ではそれが逆効果であることが分かっています。
自分を責めることで、モチベーションはむしろ低下しやすくなります。
それに対し、セルフコンパッションを実践すると**「レジリエンス(困難に対する回復力)」**が高まり、失敗してもすぐに立ち直り、前向きに行動できるようになります。
例えば、何かうまくいかなかった時に「自分はダメだ」と責めるのではなく、
「誰にでもこういうことはある」
「次に活かせばいい」
と捉えることで、落ち込む時間が短くなり、モチベーションを取り戻しやすくなるのです。
このように、セルフコンパッションを身につけることで、心の健康だけでなく、日々の行動や人間関係にも良い変化が生まれます。
結果的に、より健やかで充実した毎日を送ることができるようになるのです。
次回は、実際にセルフコンパッションを高める具体的な方法をお伝えします。
ぜひ楽しみにしていてください。
今日も素敵な一日をお過ごしください!
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