人生を変えた瞑想体験 – 瞑想講師になったきっかけ –
音声配信を文字起こしをしています
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どうも、JAYです。
今日もご質問いただいていましたので、そちらに回答していきたいと思います。
JAYさんが瞑想に出会ったきっかけは、それによる変化があったら教えてください
ということです。
ビジネスマンから瞑想修行へ
これはね、よく聞かれる話なんですよ。
確か、8年くらい前のことだったと思います。
当時の僕は、ビジネスマンとしてもっと成長したいという思いが強くて
スキルアップに非常に意欲的でした。
特に、人前で話すスキル、つまりパブリックスピーキングの能力が必要だと感じていたんです。
実際、僕は人前で話すことが得意ではなかったので
「もしこのスキルを身につければ、自分のサービスや思いをもっと多くの人に伝えられる」と思い
調べた結果、東京にある「話し方の学校」に通うことを決意しました。
その当時、僕は京都に住んでいたので、毎週末東京まで通っていました。
そして、そこであこさんという方と出会ったんです。
彼女は、その「話し方の学校」の講師であり
現在はYouTuberとして有名な鴨頭さんと一緒に、その学校を運営していました。
僕は、あこさんの持つ奥ゆかしさと、何か特別な魅力に惹かれました。
そして、その後、仲良くさせていただく機会が増え、講座の中で彼女が「これをやってみて」と勧めてくれたんです。
それが、「10日間の瞑想修行」、ヴィバッサナー瞑想を体験するためのものでした。
スマホも会話も禁止!厳格な10日間の瞑想修行
この瞑想修行では、1日10時間の瞑想を10日間繰り返す。
信じられない体験でしたね。
瞑想と聞いて、最初は「ん?」と、少し怪しげなものじゃないかと思ったんです。
しかし、尊敬するあこさんの勧めだったので、思い切って挑戦してみようと思いました。
でも、そこで気づいたんです。スマホが持ち込めないんですよ。
外部との通信が完全に遮断される環境で
当時の僕はスタッフを雇い、バリバリ仕事をしていたので
10日間も自分が不在で大丈夫なのかと心配になりました。
誰とも連絡が取れないんですよ。
そして、瞑想以外のことは一切禁止。
誰とも話してはいけないし、目を合わせることも禁止されていました。
この瞑想修行には「八正道」という規律があって
それを厳格に守らなければならないという、かなり厳しい修行でした。
いわゆるハードコアな瞑想体験でしたね。
けれども、「これは何か意味がある」と信じて参加することを決意しました。
これが、僕が瞑想に出会った最初のきっかけです。
そして、そこで本当にすごい体験をすることになります。
「もう帰りたい」
その体験がどれほどすごかったかというと、1日がとにかく長いんです。
例えば、ただ1時間座って目をつぶるだけでも、「無理だ」って思いますよね?
僕はまさにそうなりました。それを1日10時間も繰り返すんですよ。
朝4時に起床し、就寝までの9時までひたすら瞑想を続ける。
途中に少し休憩はあるんですが、基本的にはその繰り返しです。
まさに訳のわからない世界に飛び込んだようなもので、1日が本当に長いんです。
今でも鮮明に覚えていますよ。
今何日目か分からなくならないように、石を10個並べました。
読み書きも禁止されているので、頭の中で混乱しないように工夫していました。
例えば、1日目が終わったら石を1つ上にあげる、というようにして
2日目、3日目と進めていきました。
ところが、3日目になった時、驚愕しましたね。
「まだ3分の1?もう十分じゃないのか?」と、そんな気持ちが頭の中を駆け巡りました。
頭の中では、ぐるぐると考えが巡り続けて、まるで止まることを知らないようでした。
普段の生活ではこんなに自分が考え事をしているとは気づきませんが
目をつぶってただ座っていると、次から次へと湧き上がってくるんです。
「ああ、なんでこんなところに来てしまったんだ。俺は何をしているんだろう」と
自分を責める声が絶えませんでした。
「もう帰りたい」「あと7日もあるのか」と、終わりの見えない苦しみに襲われました。
何度も「これに何の意味があるんだ?効果なんてあるのか?」と考え続けていました。
思考の止まる瞬間──瞑想が教えてくれた「今ここ」の感覚
しかし、4日目くらいだったと思います。
その時、突然、思考が止まる瞬間があったんです。
それまで3日間、ずっと考え事が止まらず、頭の中がぐるぐると忙しく回っていたのに
ふとその思考が消えていったんです。
日常でも、僕たちは常に頭の中で考え続けているものですが、特にネガティブなことを無意識に考えていることが多いです。
でも、その思考がやみ、何も考えない状態になった瞬間が訪れたんです。
シンとした空間、まるで境地に達したかのような瞬間が訪れました。
その時、なぜか自然と涙が溢れてきて、多幸感に包まれたんです。
なんとも言えない幸せな気分になり
「ここにいるだけでこんなにも幸せなんだ」ということを
深く体感しました。
何かを求めたり執着することを手放した瞬間、その素晴らしさを肌で感じたんです。
「これすごいな」と。
それまでは、やはり自分が何か大きな成果を残し、スキルを上げ
お金を稼ぎ、人から認められてこそ幸せになれる、と信じていました。
若い頃からずっと
「何かにならなくてはいけない」
「何者かになりたい」
という強い思いを抱いていたんです。
自分にはまだまだ足りないものが多いと感じていて
例えばパブリックスピーキングのスキルやマーケティング力
人を大切にする力、どれもが足りないと。
そんな自分ではダメだ、もっと頑張らないといけない、と強く思い込んでいました。
多分、あこさんは僕のそうした内面を見抜いていて
この瞑想修行に行くよう勧めてくれたんだと思います。
そして、その瞬間に気づいたんです。
それらの悩みや不安は、全て自分の頭の中で作り出していた幻想だと。
実際には、何もなくても大丈夫で、あるがままの自分で良いんだ、ということを体感できました。
頭では「ありのままでいい」「執着を手放すことが大切」
と何となく理解していましたが、本当に執着がなくなり
頭の中のおしゃべりも止まって、「今ここにいる」という感覚を実際に体験できたのは、この時が初めてでした。
それ以降、その「今ここ」の感覚を超える体験はなかったかもしれません。
でも、初めて「今ここにいる」という意味を深く理解し、体験できたことは
僕にとって非常に大きな出来事でした。
そして、この素晴らしい感覚を、誰かとシェアしたいという思いが芽生えたんです。
「これは、誰かに伝えなければ」ー「早朝瞑想LABO」創設へ
瞑想修行から戻ってくると、すぐに日常の業務に追われて
気づけばまた忙しい日々が始まりました。
結局、いつもの自分に戻ってしまうんですよね。
でも、あの瞑想の体験がずっと頭の片隅に残っていて
それが何となく引っかかっていたんです。
そこから、少しずつ自分との葛藤が始まったんです。
「やっぱり影響力がなければ、自分の思いは伝わらないし、意味がないんじゃないか」
という思いもありました。
それでも、その体験がずっと気になっていたので
もう一度同じ修行に挑戦しようと決めました。
2回目の修行では、さらに気づきが深まりました。
「これは、誰かに伝えなければ」と強く感じたんです。
そして、修行から戻ってすぐに、2020年に「早朝瞑想LABO」を立ち上げました。
毎朝5時から、瞑想の誘導をさせていただく場を作り、約2年間続けました。
しかし、ただ瞑想をやるだけでは効果が薄いと感じたので
僕が学んできた催眠療法のテクニックを組み合わせて
参加者の方々が自分のネガティブな潜在意識を書き換えるためのサポートも取り入れました。
この取り組みは、僕自身の人生にも大きなインパクトを与えました。
振り返ってみると、以前の僕は何かを求め、必死にもがいていた。
しかし、瞑想を通じて、様々な執着を手放すことができました。
そして、最終的には会社を一人で運営するようになり、自分自身に立ち返り
「本当に自分はどうしたいのか」という思いに向き合うようになったんです。
その結果、自由に海外を旅しながら、自分の願いや思いを届けるという
本当の自分の生き方を手に入れられるようになりました。
今、こうして海外から自由な生き方を発信できるようになったのも、あの瞑想体験がきっかけだったと思っています。
瞑想は、僕にとって本当に大きなインパクトを与えてくれました。
マインドフルネスと共に作るジャッジのない世界へ
だからこそ、本当に人生が変わるというのは、まさにこのことなんだと実感しています。
僕が瞑想を伝えたい理由は、誰もが外側の条件に左右されて幸せになるのではなく
何もなくても自分の人生が最高だと感じられること。
そして、「自分が生まれてきて本当によかった」と思える瞬間
一瞬一瞬の奇跡を大切にしてほしいからです。
そんな風に、豊かで自由な世界が広がっていくことを願っています。
それが、瞑想に出会ったあの頃から、今までずっと続いている僕の思いです。
今は「マインドフルネス」というキーワードを共通の言語として
みんなと一緒に「ジャッジのない世界」を作り上げようと活動しています。
そういう世界を目指して日々取り組んでいるんです。
ということで、今回お話したのは、僕が瞑想に出会ったきっかけと、それによる変化についてですが
もしもっと深い部分に触れる機会があれば、またシェアしたいと思っています。
ぜひ、瞑想やマインドフルネス、ヴィパッサナー瞑想、そして執着のない世界、ジャッジのない世界を目指し
てあなたらしい生き方を一緒に実現していけたら、僕も嬉しいです。
そして、もしあなた自身がそのような世界を広げる仲間となってくれたら、とても嬉しいです。
今日は本当に素晴らしいご質問をありがとうございました。
どうぞ、最高の一日をお過ごしください。
いってらっしゃい!
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