瞑想が苦手なあなたに伝えたい、本当の瞑想の意味と続け方
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日はですね、5時くらいに起きまして、朝からベッドの上で瞑想をしました。
10分間のタイマーをセットして、10分間ですね、本当に思考がうるさい、うるさい。
頭の中で思考が鳴り響いておりました。
瞑想というと、多くの方が苦手意識を持っていらっしゃって、
「いや〜難しいんです」
「無になれません」
「意識が気が散って集中できないので、瞑想が苦手です」
とおっしゃる方がたくさんいらっしゃるんです。
でも、そもそも瞑想というのは「無になるためにやる」ものではないということです。
大切なのは「気づくこと」、そして「観察すること」。
この2つがキーワードになります。
瞑想の本流を知ることの大切さ
瞑想にも本当にいろいろな種類がありますし、最近では瞑想が少しずつ翻訳されながら、市民権を得始めているように感じています。
ただ一方で、ちょっと怪しげな、スピリチュアルに偏ったような瞑想を指導している人もたくさんいらっしゃるんですよね。
やっぱりまず、そもそも“瞑想の本流”や“本質的な部分”をしっかり知っているということが、多くの人にとって必要なのではないかなと思っています。
瞑想というとですね、その起源はお釈迦様が悟りを開こうとしたときに、ヴィパッサナー瞑想の教えによって悟りにたどり着いた、という話があります。
そしてその瞑想法が世界的に広まっていくなかで、さまざまな形に枝分かれしていきました。
その中のひとつが「マインドフルネス瞑想」と呼ばれるもので、よく聞くようになりましたよね。
でも、その源流、本流となるのが「ヴィパッサナー瞑想」なんです。
その中でもとくに重要なのが、「観察」と言われる部分です。
とにかく「観察しなさい」と教えられる瞑想法なんですね。
一方で、最近は「宇宙とつながる」とか「浮遊感があるような瞑想」とか、「無になれる」といったようなことを伝えている人たちも本当にたくさんいるんです。
でもやっぱり、ここで気をつけないといけないなと思うのが、オウム真理教なんかも、最初は本質的なことを伝えていたそうなんですけど、だんだんと脱線していってしまったという話があるんですよね。
だからこそ、やっぱり「源流を知っておく」ということが、何事においても本当に大切なんじゃないかなと感じています。
無になろうとするのは逆効果?瞑想の本当の目的
瞑想にもやはりいろいろな種類があります。
たとえば「呼吸瞑想」であれば、目をつぶって呼吸に意識を向ける、というスタイルが一般的ですね。
この呼吸瞑想においても、やはりヴィパッサナー瞑想をベースにしておくことがとても大事だと思っています。
ビパッサナー瞑想というのは、「観察しなさい」と教えられる瞑想法で、その観察力を高めていく、ということに重きを置いています。
でも、その入り口というのはとてもシンプルで、「呼吸に意識を向けて観察する」というところから始まります。
そしてその中で、「あ、自分の思考がうるさいな」と気づく。
そこにまず気づいて、もう一度呼吸に意識を戻しましょう、というのが本当にオーソドックスで超基本的なやり方なんですね。
それをすっ飛ばして、ちょっと怪しげな方向に行ってしまうのは、本当に危険なので気をつけてほしいなと思います。
なので、瞑想を「してみよう」と思ったときに大事なのは、思考に気づけるかどうか。
「気づいてください」ということなんですよね。
つまり、「思考を止めて無になるためにやる」とか、「何かを目指してやる」といった考え方をしてしまうと、その“何か”を目指した時点で、もうそこに執着が生まれてしまうんです。
だから、そうではないということなんです。
ただ目をつぶって、呼吸に意識を向けて、その中で思考に気づいてください。
その“うるさい思考”に気づいてください。
で、「あ、うるさいな」と気づいたら、また呼吸に戻す。
そのプロセスを観察していきましょう、ということなんです。
瞑想は思考を止めるためのものではない
ですから「瞑想をしようと思ったときに、思考が止まらないから私は苦手です」というのは、ちょっとそもそもおかしいんじゃないかと思うんです。
そもそも、思考というのは自動的に始まるもので、「自動思考」と呼ばれる脳の機能があるんですよね。
それは「デフォルト・モード・ネットワーク」とも言われたりします。
いろんなことを思い出させてくれたり、過去のことや今後の予定、「あれをやらないといけない」とか、そういった生産的な日々の活動を支える働きをしてくれているんです。
仮に、思考が完全に止まった状態で「今、ここ」にずっと居続けるようになると、動物のような状態に近づいていきます。
未来のことが考えられなくなっていくと、我々人間は、例えば未来の危険を予測して回避するというような、ネガティブなリスク回避能力も発揮できなくなってしまいます。
この「未来をイメージすることができる」というのは、ホモ・サピエンスの特殊能力であり、それによって他の旧人類、ネアンデルタール人のような存在とは違う進化を遂げることができた、というふうに言われています。
だからこそ、今もなおホモ・サピエンスが繁栄し続けている、という説もあるわけです。
ということで、そんな人間の思考という機能を否定するのではなく、それを理解したうえで、ぜひ瞑想というものを取り入れてみてください。
自分に優しい言葉をかける瞑想の練習
まずは「気づく」ことです。
気づけるかどうか。
私たちは日々、仕事をして、たくさんの思考をぐるぐると巡らせながら生きています。
その“ぐるぐるしている思考”の癖に、ぜひ気づいてみてください。
もしネガティブなことを考えていたら、「あ、いまネガティブなことを考えているな」と気づいてみる。
そのときくらいは、いいことをひとつ、ただ浮かべてみてください。
そうして少し思考の転換の練習なんかもしてみながら、
「今、こういうことを考えているな」
「今、こういう感覚だな」
「こういう意味づけをしてるな」
「こういう感情が自分にあるんだな」
と、そういったことにぜひ意識を向けてみてください。
もしその思考や感情を責めていたら、もし自分に対して何かネガティブなことを感じていたら、「そんなこともないかもな」と、自分に優しい言葉をかけてあげてください。
ネガティブな感情になっているときって、実は頭の中でネガティブな思考を繰り出しているだけ、ということも多いんです。
だからこそ、それに気づいて、「そんなこともないかもな」と、自分に優しい言葉を、そう、自分への“コンパッション”をもって、ぜひかけてみてあげてください。
そうすることで、自分の心を育んでいく練習にもなります。
ぜひ、自分の心を少しずつ育んで、自分の本音に気づけるような生き方をしていきましょう。
ということで、今日も素敵な一日をお過ごしください。
いってらっしゃい。
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