自己批判を手放すと人生が変わる「共通の人間性」とは?
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日は昨日の続きとして、セルフコンパッションに関するお話をしていきます。
昨日の音声ではセルフコンパッションの定義についてお伝えしました。
今日はその実践方法をお話しする予定だったのですが、その前に「共通の人間性」という考え方についてもう少し深めたいと思ったので、まずはこちらをお話しします。
セルフコンパッションには3つの要素があると昨日お伝えしました。
そのうちの2つ目にあたる「共通の人間性」という考え方が、セルフコンパッションを実践する上でとても重要になります。
実践方法については後日に改めてお伝えする予定ですが、今日はこの「共通の人間性」について詳しくお話ししていきます。
失敗は自分だけじゃない…セルフコンパッションの大切な視点
昨日の復習から入りますね。
セルフコンパッションとは何か?
と聞かれたときに、これは「自分自身に対して優しさや思いやりを持つ姿勢のこと」だとお伝えしました。
そして、セルフコンパッションには3つの要素があるんですね。
1つ目がセルフカインドネス(自分に優しくすること)
2つ目が共通の人間性
3つ目がマインドフルネス
昨日はこの3つの要素についてお話ししましたが、今日はその中の2つ目、「共通の人間性」についてお伝えします。
共通の人間性とは、一言で言うと
「誰にでもあるよね」
「誰でもそうだよね」
と、自分に対して声をかけられるようになることです。
人はつい、うまくいかないと
「自分がダメだからだ」
「自分が劣っているからだ」
と思いがちです。
でも、そうではなく、「誰しもが同じような経験をする」と前提を持つことで、自分への声かけの質が変わってくるんですね。
この視点を持つことがセルフコンパッションの実践にはとても大切です。
失敗や困難を経験したときに「自分がダメだから」と考えるのではなく、「誰しもが似たような経験をするものだ」と思うことで、孤独感を減らし、自己受容を深めることにつながります。
これが身についてくると、苦しい状況に陥ったときに「なんで自分だけこんなに辛い思いをするんだろう」と感じることが少なくなり、孤独感を和らげる助けにもなるんですね。
セルフコンパッションが人間関係を良くする理由
ついつい「自分は他人より劣っているんじゃないか」と考えてしまうことがありますよね。
でも、そうではなく、「みんなそうだよね」と思えるようになることが大切です。
どんなに成功しているように見える人でも、人生には失敗や苦悩があるものです。
そのことを理解すると、「自分だけじゃなく、みんなもそうなんだ」と思えるようになっていきます。
この考え方が身につくと、他人の辛さや苦しみ、悩みに対しても、より思いやりを持てるようになります。
セルフコンパッションやマインドフルネスを実践すると、人間関係がより良くなるのは、自分への接し方が、他人への接し方に影響を与えるからです。
自分に厳しいと、他人にも厳しくなりがちですよね。
逆に、自分に余裕がないと、相手を思いやることが難しくなる。
でも、セルフコンパッションを練習することで、少しずつ自分に余裕が生まれ、他人にも優しく接することができるようになります。
最終的には、自分をそのまま受け入れ、「どんな自分でも大丈夫」と思える感覚が芽生えてきます。
そうなると、他人のことも「ありのままで大丈夫」と思えるようになっていくのです。
例えば、誰かにイライラする時って、相手が自分の理想と違う行動をした時ですよね。
「こうしてほしいのに、違うことをされた」と感じることで、怒りが湧いてくる。
でも、その「こうしてほしい」という気持ちは、単なる自分のエゴや考えに過ぎないことが多いんです。
それを手放せるようになると、相手のありのままを受け入れられるようになり、人間関係もずっと楽になっていくんですね。
自己批判は逆効果?セルフコンパッションがもたらす変化
セルフコンパッションの「共通の人間性」という考え方は、自己批判や自分責めとよく比較されます。
ある意味、真逆のものとも言えます。
私たちは失敗すると、「なんて自分はダメなんだろう」と自分を責めがちですが、そのときこそ「反対をやっているな」と気づいてほしいんです。
そうではなく、「誰にでも失敗はあるよね」と自分に優しい言葉をかけてあげることがとても大切なんです。
ついつい、うまくいかないときに自分を責めることで、なんとかやる気を出そうとしてしまいます。
でも、実はそれは逆効果なんですよね。
私たちは子どもの頃、うまくできなかったときに怒られる経験をしてきたので、「失敗=ダメな自分」と結びつけがちです。
でも、本来はそうではなく、「人間だから、うまくいかないこともあるよね」と受け止めることが大切です。
ストレスがかかると、苦しくなるのは当然のこと。
だからこそ、自分に対して思いやりのある言葉をかけられるかどうかが、心の健康にも関わってきます。
実際、自分に優しくすることで、モチベーションを維持しやすくなったり、やる気が生まれやすくなるとも言われています。
自己批判ではなく、セルフコンパッションを取り入れることで、より前向きに進んでいけるのです。
立ち直る力を育てる方法とは?
セルフコンパッションを実践すると、「レジリエンス(回復力)」が高まると言われています。
レジリエンスとは、辛いことやうまくいかないことがあっても、素早く立ち直る力のことです。
マインドフルネスとセルフコンパッションを実践することで、この力はどんどん育まれていきます。
たとえば、何かうまくいかなかったときに、私たちはつい過去の出来事を何度も思い返してしまいがちです。
これを「反すう思考」と言います。
「なんでうまくいかなかったんだろう」
「どう思われているんだろう」
と頭の中でぐるぐる考えてしまう状態です。
でも、レジリエンスが高い人は、過去の出来事を「過去のもの」として完了させ、次にどう活かすかを考え、フラットな気持ちに戻ることができます。
このレジリエンスを育てる方法は、とてもシンプルです。
それは「自分への言葉かけを変えること」。
失敗したり、落ち込んだりしたときこそ、「これは練習のチャンスだ」と思ってください。
そして、次のような言葉を自分にかけてみてください。
- 「こういうことって、大変だけど、誰にでもあるよね」
- 「私だけが苦しいんじゃない。みんな同じような経験をしている」
- 「だから大丈夫」
こうした言葉を意識的に使うことで、「共通の人間性」の概念が自分の中で育っていきます。
その結果、他者とのコミュニケーションもスムーズになり、さらにレジリエンスも高まっていくのです。
今日は、この「共通の人間性」を意識して過ごしてみてください。
そして、明日はセルフコンパッションの3つ目の要素「マインドフルネス」についてお伝えします。
お楽しみに!
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