10日間の瞑想修行がもたらした人生の大きな変化(前編)
音声配信を文字起こしをしています
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どうも、JAYです。
今日は、何年か前に1日10時間の瞑想を10日間続けるという、非常に厳しい修行に参加した時の話をしたいと思います。
その際に起きた出来事がとても大きな変化をもたらしたので、その体験をシェアしたいと思います。
現在はベトナムの南の島にいるのですが、とても美しい海を見ながら、散歩をしつつこの話を撮影しています。
あれは確か10年も経っていないのではないかと思いますが、そんな時期の出来事でした。
当時、私は瞑想が何か全く分からない状態でした。
多分、瞑想という言葉を聞いたことがある程度で、実際に実践している人もいるかもしれませんが、私にはその時点で具体的に理解できていませんでした。
しかし、その時に瞑想と出会い、私の人生に大きな変化が訪れることになりました。
もしその時、瞑想を始めていなかったら、今のようにマインドフルネスや瞑想の指導を行っていることはなかったかもしれません。
その後、私の仕事内容も大きく変わり、ライフスタイルも一新されました。
当時は、もっとビジネスを拡大しなければならないという思いで必死に頑張っていた時期です。
「頑張れ、頑張れ」と自分を奮い立たせ、ストイックに取り組んでいました。
その時、私は規模を拡大することばかり考えており、スタッフも雇い、どうやったらビジネスを大きくできるのかをひたすら考えていたのです。
スキル向上を目指して挑戦したパブリックスピーキング
そんな時、私は自分にできることを考え、スキルを高めることが重要だと感じました。
人前で話すことが苦手だったのです。
人前で話そうとすると、頭が真っ白になり、うまく話せない自分に対するネガティブなイメージが強くありました。
こうした苦手意識を何とか克服しようと思い、人前で話すスキルを高めることを決意しました。
そこで思いついたのが、パブリックスピーキングスキルを身につけることでした。
これができれば、売り上げが上がり、もっと認められるのではないか、さらにはもっとお金を稼げるのではないかと考えたのです。
そこでGoogleで「パブリックスピーキングスキル」と調べ、当時京都に住んでいた私は、わざわざ東京で開催されるセミナーに参加しようと決めました。
そこで参加したのが「話し方の学校」というもので、今ではYouTuberの鴨頭さんと一緒に活動しているアコさんが主催されているものでした。
私が参加を決めた理由は、アコさんの話し方やその雰囲気がとても素敵だと思ったからです。
今でも、初日の懇親会で「アコさんの隣に座ろう」と思い、隣に座ったことを覚えています。
その時、私は自分の抱えていた悩みをアコさんに相談することができました。
「もっと売り上げを上げたい」
「人前で話すのが苦手で、実は人とのコミュニケーションも得意ではない」
といった話をした記憶があります。
予期せぬ瞑想修行の提案に悩む
その後、何回か話し方の学校の講座が進んでいったある日、アコさんが私に声をかけてくれました。
「タケちゃんさ、私と出会ったのは、もしかしたらこの瞑想修行に行くためなんじゃないかな?」と言われました。
私は「え、何ですか?」と尋ねると、
アコさんは「瞑想の修行があるから行っておいで」と言ったのです。
そして、10日間の瞑想修行があることを教えてくれました。
私は「10日間、瞑想ですか?」と驚きました。
自分の想定外のキーワードが飛び出してきて、正直言って「瞑想なんてしたくないな」と思いました。
「瞑想って怪しいな」と感じましたし、10日間も隔離されて携帯も没収されるという話にさらに驚きました。
でも、数週間前にアコさんがその修行に行ってきたという話を聞いていて、「本当に辛かったけど、すごく良かった」と言っていました。
もちろん、怪しいと思いながらも、尊敬しているアコさんの言葉なので、前向きに行くことを考え始めました。
しかし、現実を見てみると、スタッフがいて、仕事もあり、毎日忙しくしていたので、そんな中で10日間も時間を取ることができるのかと悩みました。
それでも、気になって仕方がなかった私は、「行けないと思っているのは自分がそうしているだけで、実際には絶対に行けないわけではない」と考え始めました。
自分の人生、時間をどう使うかは自分次第で、なんとかなるだろうと思うようになったのです。
結局、いろいろと考えた結果、本気で行くことを決心し、当時の関係者に「10日間、いなくなります」という連絡をして、申し込みました。
1時間の瞑想が体験したことのない過酷さ
茨城と千葉にある瞑想施設、ヴィパッサナー瞑想という種類の瞑想を体験しに行ったのです。
私は京都に住んでいたので、京都から近い場所でその施設があったのですが、実際には京都の山奥にありました。
そこに行くのには1時間ちょっとかかり、バスで行ったことのない場所でした。
電車を乗り継いで、ようやくたどり着いたときには、かなりの人数が集まっており、5、60人いたと思います。
この人たちと一緒に瞑想をするのかと思いながら、少し雑談をしていました。
そして、いよいよ1日目が始まりました。
その際、いろいろなルールを教えられるわけですが、かなり厳しいルールがありました。
もちろん、携帯電話は預けることになり、10日間の間は外に出ることもできませんし、誰ともコミュニケーションを取ることもできません。
参加者同士で話をすることもできず、目を合わせることすらできませんでした。
触れたり、触ったりすることも禁止です。
食事は1日2回、精進料理のような質素なものだけでした。
このような制限の中で、瞑想をするか、外にある施設で散歩をするか、寝ることくらいしか選択肢はありません。
他のことは一切してはいけないという厳しいルールが課されていました。
1日目が始まり、瞑想の部屋に向かうわけですが、最初に1時間の瞑想がありました。
私にとって、その1時間が死ぬほど長く感じました。
瞑想をしたことがなかった私は、1時間座って動かずにいなければならないと言われ、かなり過酷に思いました。
目を閉じて座り、動かずに1時間過ごすことが求められるのですが、これが本当に辛くて、罰ゲームのように感じられました。
1時間が1週間くらいに感じ、なぜここに来てしまったのかと思いながら耐えていました。
そして、その後、10時間続くということを知り、さらに驚きました。
4日目の驚くべき体験へ
最初の頃は、なぜ自分がここに来てしまったのかという後悔から始まりました。
仕事のことが頭の中でぐるぐると巡り、何度もおしゃべりを繰り返していました。
ようやく1日目が終わり、その日は夜9時ぐらいに終了しました。
次の日は朝4時から始まるので、早く寝なければなりません。
消灯時刻が来ると、寝なければと思いながらも、昼間は半分寝ているような状態で座り、目を閉じていたため、夜もなかなか寝付けませんでした。
そんな風にして1日が終わり、2日目が始まります。
2日目もまだ体調がしんどく、体中が痛みます。
座り続けていると、足が痺れるのはもちろん、体全体が痛くなります。
瞑想の姿勢は座禅か胡坐の姿勢で、何時間も座っているので、どうしても体に痛みが出ます。
辛さを感じながら、2日目も始まりました。
その時、何日目か分からなくならないように、参加者全員に石を10個並べるように指示がありました。
ノートやペンを使って記録を取ることができないので、石を並べて、どの石が何日目を示すか覚えておくために使いました。
2個目の石を上にあげることで、今日は何日目かを思い出せるようにしていました。
それが3日目に差し掛かった時、驚いたことにまだ3日目だったことを実感し、時間がとても長く感じたことを覚えています。
こんな風に過ごしていく中で、少しずつ自分の思考が沈んでいったように感じました。
そして、4日目にとてもすごい体験をするのですが、少し長くなってしまったので、その体験については次回の音声でお話ししたいと思います。
次回も楽しみにしていてください。
ありがとうございます。
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