MINDFUL BLOG

JAYのマインドフルブログ

音声配信を文字起こしをしています
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どうも、Jayです。

今日は「Ask Jay」に寄せられた質問にお答えしていきたいと思います。

今朝の音声『どっちでもいい』が、まさに今必要な言葉で沁みました。そこで質問です。
詐欺に遭う、という出来事があった中でも、ジェイさんはどうやって高い視点で見られるようになったのでしょうか?どっちでもいい、と思えるようになったのでしょうか?すごく気になります。自分や家族に関わらず、何か事が起こった時に、ジャッジをしてしまいます。『なんで?どうして?』が出てしまい、責めたくなってしまう自分がいます。
でも、それらは私が執着していたから起こった感情だったことに気づき、はっ!としました。『どっちでもいい』という観点を持ちたいです。
今まさに家族のことで重く捉える日々が続いているので、軽くいたい。どうしたらこの観点に立てますか?

という質問ですね。

まず、色々な大変なことが続くと、フラットでいるのは本当に難しいですよね。

僕自身も、その渦中にいた時はまさにそうで、「人生終わった」とすら感じていました。

若かったっていうのもありますが、その時はもちろん、なかなか高い視点で

「ああ、どっちでもいいか」

なんて思えなかったんです。

ただ、今振り返ると、その経験がすごく僕の人生にプラスになったと感じています。

「どっちでもいい」を取り入れるための第一歩

おそらくチーちゃんさんも、過去に似たような経験をされたことがあるのではないでしょうか?

例えば、あの時はすごく辛かったけれど

今振り返ると「あれがあったからこそ」という出来事。

例えば、入試で行きたかった大学に行けなかったとします。

でも、そのおかげで新しい出会いがあったり、別の道で素晴らしい経験ができたりすること、ありますよね。

これって、今振り返るとすでに高い視点で見られているということだと思うんです。

ただ、今まさに起こっていることに対して「どっちでもいい」と捉えるのは、やはり難しいですよね。

でも、時が解決してくれる部分もあるのは事実です。

別れが辛かったとしても、数日、数週間、あるいは数年経つと、徐々にその執着が手放されて

「あれほど固執していたのはなんだったんだろう?」

と感じることって、普通にありますよね。

それは、マインドフルネスをしていなくても自然に起こることです。

でも、このマインドフルネスが、そうした過程を早めてくれるのではないかと思っています。

「責めたい気持ち」に気づくことが心を軽くする鍵

「レジリエンス」という言葉がありますよね。

日本語では「復活力」と訳されたりしますが、つまり、困難から立ち直る力や平常心に戻る力のことを指します。

これがあることで、感情をフラットに戻しやすくなるんです。

そもそも、もうすでにチーちゃんさんは「はっ」と気づいている状態なんですよね。

それがとても重要なんです。

今は、もしかしたらそんな風に思えないかもしれませんが、自分で「責めたい気持ちがあるな」と気づいていること自体が、すごくマインドフルな状態なんです。

そして、その気持ちを無理に手放そうとする必要もありません。

「私ってこうやって責めたい気持ちがあるんだな」とただ受け入れてみる。

それで十分なんです。

もちろん、「あんなことにもこんなことにもジャッジしているんだな」と気づくだけでOKなんですよ。

むしろ、手放すことに執着してしまうこともあるんです。

それ自体が手放せないということなんですね。

「ジャッジもしてしまうんだよね」って書いてくれましたが、それでいいんです。

人間ですから、「なんで?どうして?」と問いかけたり、責めたい気持ちが出てくるのは自然なことです。

責めたくなるのも当たり前。

そして、その責めたい気持ちを持っている自分を、さらに責めてしまうこともあるかもしれません。

もしかしたら、マインドフルネスを勉強したり、「21日間レッスン」や「JML」で一生懸命取り組んでいるにもかかわらず、「まだできていない」と自分を責めているのかもしれません。

そんな自分に、気づいてみてくださいね。

この現代社会で生きている以上、誰でもジャッジをしてしまうものです。

これは人間の本能的な部分ですから、そこに対して自分を責めていると感じたら、その気持ちを少し見つめてみてください。

【記事】継続力がなくても大丈夫!”飽き性”を活かす方法と考え方

執着に気づいた瞬間から始まる、心の解放プロセス

そして、「なんで?どうして?」という気持ちや、「責めたくなっているな」という自分に気づいた時点で、実はもう執着が少し緩んでいるんですよね。

それに気づけること自体が、すごく大事なんです。

そして、次のステップとして

「なぜ責めたいのかな?」

と自分に問いかけてみることも大切です。

これは自己認識を深めるためにとても有効なプロセスなので、ぜひ少し深掘りしてみてください。

「なぜ責めたいんだろう?」「どんな気持ちがその裏にあるんだろう?」という本音を探ることで、より自分を理解できるようになります。

例えば、責めたい気持ちを掘り下げてみると

「自分の中のルールと反しているから」

って気づいたり、「ああ、自分はこんな固定観念を持っていて、これが正しいと信じているからなんだ」と気づけるかもしれません。

自分の中のルールや観念から外れてしまった時に、責めたくなったり、逆に誰かに責められていると感じてしまうことがあるんです。

このように、自分の心模様を静かに眺めてみることが大切です。

これがヴィパッサナー瞑想の教えでもあるんですよね。

出てくる感情をただ観察して、そしてその感情もいつか消滅していく。そうやって、生まれては消えていく、全てが無常であるということを理解していくんです。

感情も、思いも、すべては移ろいゆくもの。

だから、執着したところで、それもまた消えていくものなんです。

そんなふうに感情の移り変わりを理解していくと、心が少しずつ手放しやすくなり、執着を少しずつ和らげて、落ち着いていくようになるんです。

これをヴィパッサナー瞑想や、私たちがここで学んでいることで少しずつ体得していけるんですよね。

ただ、これにゴールはないと思うんです。少しずつレジリエンスが高まり、執着を手放す力が強くなっていく。

気づけば、心が軽くなっていることに気づく、そういうプロセスなんです。

「どっちでもいい」を自然に取り入れる

焦らずに、じっくりとその感覚を自分の中で宿していって、育んでいくことが大切です。

徐々に、少しずつそうなっていくものなんです。

これには時間がかかるけれど、それでいいんです。

急に変わりたい気持ちや、何かが急になくなったら嬉しいと思うこともあるかもしれません。

でも、そんな特効薬のようなものはありません。

少しずつ、じっくりと育んでいくことが重要なんですよね。

そうして続けていくと、ある日気づいた時に、「どっちでもいい」という視点を自然と持てるようになっていることに驚くかもしれません。

ただ、「どっちでもいい」という視点を持つこと自体に、また執着してしまうこともあります。

それにもぜひ気づいてみてください。

これは少しパラドックス的な話なので、難しいかもしれませんが、その感覚もじっくりとシェアしながら進めていくつもりです。

一緒に時間をかけて取り組んでいけば、いつの間にか心が軽くなり、もっと楽に、もっと楽しく人生を味わえるようになると思います。

ご質問ありがとうございました!

それでは、今夜も素敵な夜をお過ごしください。

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