実は日本人の得意分野?マインドフルネスという生き方
音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽
どうも、JAYです。
久しぶりに収録しております。
ぜひこの時間はですね、穏やかに、そしていい時間として過ごしていただけたらなと思っております。
そんな思いを込めて、収録しています。
この音声を聞きながら、マインドフルネスの実践を一緒にしていきましょう。
では、まずは深呼吸から始めましょう。
鼻から吸って、吐いて。
吸うときには胸が広がるのを感じて、吐くときには胸が縮むのを感じます。
もう一度、鼻から吸って、そして吐いて、ふぅー。
この瞬間に意識を向けるということ。
それが、マインドフルネスということですね。
この体の感覚に意識を向けていく、ということですね。
頭の中の「ぐるぐる」から抜け出す方法
日常生活の中で私たちは、いろいろなことを頭の中でぐるぐると考えながら過ごしています。
今、体は確かにここにあるのに、心、つまり意識の中心はあちこちさまよっていることが多いんです。
過去のことをぐるぐると考えてみたり、未来のことに不安を感じてみたり。
今、目の前で特に否定的なことが起きているわけではないのに、ふと過去の失敗を思い出して嫌な感情が湧いてきたり、未来について思考を巡らせて何も起きていないのに不安を感じてしまったり。
これが私たちの心の仕組みなんですね。
でも、今ここに意識を戻し、そこに居続けることができたら、もっと軽やかに、前向きに日々を過ごしていけるんじゃないかな、と思うんです。
実際その通りで、マインドフルネスを実践して上手にできるようになってくると、日々をご機嫌に過ごせるようになっていきます。
生きていれば、いろんな悩みや出来事があります。
でも、悩みを手放したり、否定的な感情をうまく扱ったりすることが、少しずつできるようになっていくんです。
たとえば子育てをしていると、イライラすることもありますよね。
嫌な人に会ったり、自分に合わない環境で仕事をしないといけなかったり。
そんなときに湧いてくる嫌な気持ちを、うまく手放せるようになっていくんです。
それに伴って、ストレスもうまく扱えるようになります。
ストレスを手放すことができて、さらにパフォーマンスも上がっていく。
「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾール、聞いたことある方もいらっしゃると思います。
否定的な思考をぐるぐる巡らせているときに、そうしたホルモンが分泌され、それが脳に影響すると言われています。
そして、ストレスを感じ続けると、意思決定や思考、感情のコントロールを担っている「前頭前野」と呼ばれる脳の一部の働きが弱まってきて、やがて麻痺していくとも言われています。
そうすると、感情をコントロールすることがうまくできなくなって、脳の「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる部分が過剰に反応してしまうんです。
そうなると、心が渦の中に巻き込まれるような、そういった状態に陥っていく、ということがわかってきています。
日本人の精神性とマインドフルネスの共通点
このマインドフルネスの実践を続けていくことで、脳が上手に再編成されていく、つまりポジティブに変化していくといわれています。
ですので、ストレスを手放すだけでなく、その結果としてパフォーマンスも高まっていく、ということがわかってきているんですね。
具体的には、集中力が高まったり、生産性が向上したり、人とのコミュニケーションがより円滑にできるようになったりすると言われています。
マインドフルネスでは「ジャッジしない=評価しない」ということを大事にするので、人間関係における心配ごとやストレスも減っていくんですね。
これは単なる感覚の話ではなく、科学的にも実証されてきていることです。
日本人にとって、こうした感覚はもともと馴染みがあるものかもしれません。
私たちの文化には、禅や仏教といった深い精神性がありますし、また神道を大切にする方も多いですよね。
そういった中で、私たちは「道」を通して日常の中に精神性を取り入れてきました。
たとえば柔道や華道、剣道、茶道、書道といった“道”を通して、心を整え、丁寧に生きるということを自然と大切にしてきた民族なんです。
このように、かつての日本人はとても精神性が豊かで、心が強かったといわれています。
アメリカから逆輸入された“日本の知恵”
それをですね、ジョン・カバット・ジン博士という方が日本に来た際に、瞑想や禅のアイデアを体験して「これはすごいぞ」ということでアメリカに持ち帰ったそうなんです。
その後、さまざまな研究機関や大学でマインドフルネスの効果が研究され、「これは本当に効果がある」と科学的にも裏付けされていきました。
そして宗教的な要素を取り除いた形で「マインドフルネス」という実践として広められていったんですね。
そのうちにシリコンバレーの企業で働くようなエリート層がこのマインドフルネスを取り入れ始めたんです。
iPhoneを世に広めたスティーブ・ジョブズも実践していた、という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
彼らが取り入れて実践していたということから、マインドフルネスは一気に世界的な注目を集めるようになったんですね。
ただ、日本では何年経ってもまだまだマインドフルネスの浸透は進んでいないのが現状です。
私もですね、毎日アメリカ人の先生と日本語のレッスンをしているんですが、彼らに「何の仕事をしているの?」と聞かれると、「マインドフルネスを広めているんだよ」と話すことがあります。
するとみんな、「ああ、瞑想ね」とか、「マインドフルネス、やってるよ」と自然に答えるんです。
アメリカでは当たり前のように実践されているんですね。
それに対して日本では、マインドフルネスについて「聞いたことはあるけど、何だったっけ?」という反応が多い印象です。
でも、面白いのは、アメリカ人たちが「瞑想とかマインドフルネスって日本の文化じゃないの?」と逆に言ってくるんですね。
「それって東洋から来たアイデアだよね?」と。
彼らはそういう理解をしていて、しっかり日常の中で実践しているわけです。
一方で、私たち日本人はそれを忘れかけてしまっているんですね。
でもこれは、まだまだこれから広がっていく可能性がある、と私は思っています。
人生を、自分らしくクリエイトしていくために
これを聞いてくださっているあなたは、きっと意識が高くて、感度の高いアンテナを持った方なんじゃないかなと思います。
マインドフルネスを実践していくことで、より豊かに、より“自分自身らしい人生”を創造していける……私はそう信じています。
このチャンネルでは、引き続きマインドフルネスに関する発信をしていきます。
しばらくお休みしていましたが、これからは投稿頻度も少しずつ上げていこうと思っていますので、また楽しみにしていてくださいね。
それでは、今日もあなたにとって心フルな1日になりますように。
どうぞ、素敵な1日をお過ごしください。
いってらっしゃい。
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