ありのままを受け入れる力が人生を豊かにする理由
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日も朝くらいは良いことだけを思い浮かべて過ごしていきましょう。
さて、「良いこと」とは何でしょうか?
あなたにとって楽しくなるようなこと、心が弾むようなことを考えてみてください。
ついつい私たちは、自動思考に身を任せてしまいがちです。
そうすると、脳が暴走し、自然とネガティブなことを考えやすくなるのです。
実際に、人間の脳は放っておくと、約7〜8割の割合でネガティブなことを思い浮かべると言われています。
この現象は、進化の過程で生命を維持するために必要だったものだそうです。
しかし、現代においては、それほど必要なものではなくなりました。
例えば、リスクを気にしすぎることで、逆に社会の中でうまくやっていけなくなることもあります。
この時代では、過度にネガティブなことを考えなくても、生き延びるためには困らないのです。
特に、日本という恵まれた国に生まれ、歴史の中でもっとも平和と言えるこの時代に生きている私たちにとっては、なおさらです。
死ぬ確率が非常に低く、むしろ「死にたくても死ねない」ほどの豊かな時代に生きています。
ですから、過剰にネガティブなことを考える必要は、もうないのです。
自動思考がもたらす影響とその対処法
現代において、ネガティブ思考はもはや人類にはそれほど必要ないと言われています。
しかし、この「不要なネガティブ思考」は、自動的に働いてしまう脳の機能によって始まるものです。
この自動的な思考を手放していくことが、マインドフルネスの練習の一環でもあります。
マインドフルネスでは、ついネガティブなことを考えている自分に気づき、「ああ、こういうことを考えるんだね」と受け入れる練習をします。
その際、考えた内容をジャッジせず、ただ観察することがポイントです。
多くの場合、ネガティブな思考に陥ったときに「ああ、このままじゃダメだ」とさらにネガティブな評価をしてしまい、その結果、頭の中の会話がさらにネガティブに偏っていきます。
このようにして、ネガティブ思考のスパイラル、いわゆる「反芻思考」に陥ってしまうのです。
この反芻思考が続くと、体内ではストレス性ホルモンであるコルチゾールなどが分泌され、身体に悪影響を及ぼします。
実際に、ある研究では、ポジティブな思考が多い人とネガティブな思考が多い人を比較した結果、ネガティブな思考に多くの時間を費やす人ほど病気になりやすい傾向があると報告されています。
ですから、マインドフルネスを実践し、ネガティブ思考を手放す練習をすることは、心の健康だけでなく身体の健康を守るためにも非常に有効です。
この機会にぜひ、少しずつ練習を始めてみてください。
瞑想がもたらす健康効果とは?
マインドフルネスを実践することで得られる効果は、さまざまな場面で注目されています。
その中でも一つ、病気にかかりにくい体を作る免疫力の向上が挙げられます。
例えば、テロメアという細胞の生命維持に関わる部分の寿命を延ばす効果があるとも言われています。
また、長年瞑想を修行として実践しているお坊さんの脳をFMRI(機能的磁気共鳴画像装置)で解析したところ、非常に脳の働きが優れていることや、免疫力が高いことがわかりました。
これらの結果は、瞑想の継続的な実践がその要因ではないかと考えられています。
瞑想には非常に大きな価値があります。
健康や心の平穏に寄与するだけでなく、科学的にもその効果が裏付けられているため、瞑想を始めない理由はないと言えるでしょう。
しかしながら、実際に続けるのは簡単ではありません。
瞑想をするときは、目を閉じて何もしないという行為が求められますが、これが人間にとって案外難しいのです。
人は何かに動きたくなったり、考え事をしたくなったりする性質を持っています。
その性質に逆らう行為は、言い換えれば「快を感じにくい」ものでもあるのです。
それでも、瞑想を続けることで得られる恩恵は、そうした困難を乗り越える価値があるといえるでしょう。
抵抗感を超えて瞑想を深める方法
瞑想を始めたばかりの頃、多くの人が感じるのは抵抗感や、何か我慢をしなければならないという感覚です。
しかし、そういった感覚が現れたときこそ、それをしっかりと感じ取り、ジャッジせずにただ観察してみることをおすすめします。
具体的には、目を閉じてただ座るだけでいいのです。
その中で、焦りや不快感、嫌な気持ちが浮かび上がることがあります。
それらの感覚が出てきたとしても、「ああ、そういう感覚が今ここにあるんだな」とただ観察してみてください。
それに抗おうとせず、受け入れてみるのです。
このようにして観察を続けることで、それらの感覚を少しずつ手放すことができるようになります。
この練習を重ねることで、日常生活でも役立つ力が身についていきます。
ネガティブな感情や嫌な感覚が現れたときに、それに巻き込まれず、ただ観察するという選択ができるようになるのです。
その感覚に抗ったり戦ったりせず、ただそこにあることを認めるだけで、不思議と心が軽くなる瞬間を味わえるようになります。
受け入れる力が人生を豊かにする理由
私たちが生きている中で、些細なことから大きなことまで、さまざまな出来事が日常に現れます。
それらに抗わず、ジャッジせず、ただ受け入れることができれば、多くの悩みを手放すことができるのではないでしょうか。
その一例として「老い」が挙げられます。
誰もが避けられない自然な流れである老いに対し、多くの人が抗おうとします。
その努力自体は素晴らしいものですが、時に
「足が遅くなった」
「体力が落ちた」
「容姿が変わった」
といった変化を受け入れられないことから、過去の自分への執着や、そのギャップに苦しむことがあるかもしれません。
ですが、老いもまた、誰しもが経験する自然な変化です。
それを受け入れることができるかどうかで、物事の捉え方が大きく変わります。
これは老いに限った話ではありません。
家族や身近な人の言動に対して、自分の理想を押し付けるのではなく、「それもその人自身なんだ」と受け入れることで、人間関係もまたスムーズに進むことがあるでしょう。
自分の正義や価値観を押し付けたり、相手をコントロールしようとするのではなく、あるがままを受け入れる姿勢が大切です。
このように、日常におけるさまざまな出来事や変化に対し受け入れる練習を繰り返すことで、マインドフルネスの実践が深まり、心の自由を得ることができます。
そして、あなたの人生がより豊かになっていくきっかけになるでしょう。
今日もあなたにとって、マインドフルで素敵な一日となりますように。
いってらっしゃい。
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