完璧主義タイプのアダルトチルドレンを乗り越えるための実践ガイド
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おはようございます、JAYです。
さて、昨日からアダルトチルドレンについてお話ししていますが、今日はタイプ別でアダルトチルドレンの対策方法についてお伝えしたいと思っています。
昨日も、姉と長電話をしていました。
実は、よく姉とは長電話をするんですけど、特に父親とのことを話すときには、つい熱くなるんですよね。
うちの父親は、今でいう発達障害的な部分があるんですけど、子供の頃はそれが当たり前だと思っていました。
大人になってみると、やっぱり「これやばかったな」と気づくことがたくさんあります。
父は今、81歳ですが、とても元気で、いろんなことに首を突っ込みたくなるタイプなんです。
話しだすと、すぐに一方的に話し続けるんです。
こっちが話に入ろうとすると、「お前の話は聞いていない」って言われて、また自分の話に戻す。
そんな感じで、ずっと話し続けるんですよね。
スポーツで非常に優秀だった父は、天才的な部分がありましたが、発達障害的な部分も見受けられます。
たとえば、メールやLINEのやり取りが非常にむちゃくちゃで、何を書いているのか分からないこともあります。
また、長文を送ってくることも多いんですよ。
子供の頃、私は厳しくしつけられて、ちょっとでも反抗的な態度を取ると、ビンタをされるようなこともありました。
父が得意だったスポーツを一緒にやりたがったんですが、私はあまり好きになれず、嫌々やっていた記憶があります。
その結果、父からは
「何をやっても続かない」
「好奇心が足りない」
と言われ続けました。
そんな父親に育てられた境遇を持つ姉とは、今ではとても仲が良いんです。
昔を振り返りながら、「父親が悪役になって、でも家族は仲良くやっていたよね」とよく話しています。
父も悪いわけではないのですが、やっぱり心の中では反応してしまう部分があるんですよね。
姉は長女で、女の子ということもあって、かなり厳しく育てられたんです。
彼女は、良い思い出が全くないと言っていて、何をしようとしても否定され、結局何も言えなくなってしまったと言っています。
例えば、昔、姉は台湾に留学したいと思っていたのに、それを言うこともできなかった。
何かをやりたいと思っても、ずっと怒られていたんですね。
そのような昔話をしながら、今どうしているか、どうするべきかという話もできるようになりました。
やっぱり、同じ境遇で育った人間は、姉以外にいないので、非常に共感できるんです。
私たちは、長電話しながらお互いに共感し合い、父親とのコミュニケーションで嫌な気持ちになったりしたときは、すぐにお互いに電話をかけて話をすることがあります。
「分かってもらえた」と感じると、気持ちが落ち着いてくるんです。
そんなふうに、お互いに利用し合って、深い話をしています。
さて、今日からアダルトチルドレンについてお伝えする話の中でも、私自身が共感できるポイントがたくさんあると思います。
完璧主義タイプのアダルトチルドレンに見られる特徴とは?
それでは、今日のタイプとして「完璧主義タイプ」についてお話ししたいと思います。
このタイプのアダルトチルドレンには、どのような特徴があるのか、またどうすればその特徴に対処できるのかをお伝えしていきます。
もし「私もこれに当てはまるかも」と思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
まず、完璧主義タイプの特徴をお伝えします。
①自己評価の厳しさ
このタイプの人は、自分に対して非常に高い基準を設けてしまいます。
少しのミスや不完全さも許せず、自分の価値を完璧さや成果に結びつけてしまうんですね。
もし自分が失敗すると、その失敗が自分の人間性そのものを否定することだと感じてしまうことがあります。
例えば、仕事で小さなミスをすると、「自分は無能だ」と思ってしまうような傾向があります。
②失敗への恐怖
完璧主義の人は、失敗が自己評価に直結しているため、新しいことに挑戦しようとすることを避けがちです。
また、過度に準備をしすぎることもあります。
この恐怖が行動を制限し、チャンスを逃す原因になることがよくあります。
例えば、新しいプロジェクトを始める前に、「失敗したらどうしよう」と考えすぎて、結局行動を起こせないということがあります。
③過度な責任感
完璧主義者は、自分に課せられた役割やタスクに対して過剰な責任を感じがちです。
自分のミスが他人に迷惑をかけるのではないかと心配し、それが恐れにつながります。
常に完璧を目指すあまり、例えばグループで作業をする際に、自分が少しでもミスをすると、全体の失敗が自分のせいだと感じてしまうことがあります。
④批判の過敏さ
他人からの批判や評価に対して非常に敏感になり、少しでも指摘を受けると深く傷ついてしまいます。
同時に、自分自身に対しても過度に批判的になってしまう傾向があります。
例えば、上司から軽くフィードバックを受けた際、それがネガティブな内容だと、「自分はダメなんだ」と受け取ってしまうことがあります。
⑤達成感の欠如
たとえ何かがうまくいったとしても、「もっとできたはず」と感じてしまい、なかなか満足感を得ることができません。
常に次はもっと完璧にしなければならないというプレッシャーを自分にかけ続けてしまいます。
何かプロジェクトを成功させた後でも、「完璧じゃなかった」と振り返って反省し、喜びを感じることができないという現象が起きることもあります。
このような特徴が完璧主義タイプのアダルトチルドレンに見られる傾向です。
子供時代の経験がもたらす完璧主義的思考パターン
完璧主義がなぜ生まれるのかというと、アダルトチルドレンという枠の中で考えた時に、親の厳しい期待とその時の子供自身の反応が大きく影響していると言われています。
①親の厳しい期待と子供の反応
アダルトチルドレンの完璧主義は、親の厳しい期待とそれに対する子供の反応から起因していることが多いです。
例えば、親が子供の成績に非常に厳しく、80点を取っても「なぜ90点や100点を取れなかったのか?」と厳しく叱責する場合があります。
これが繰り返されることで、子供は「100点を取らなければ愛されない」という感覚を抱き、失敗を恐れ完璧な結果を求めるようになってしまいます。
②行動に対する厳しい期待
また、親が子供に対して完璧な行動を求めるケースもあります。
例えば、食器洗いで少し汚れが残っていると厳しく叱責されることがあります。
こうした環境では、子供は「完璧にできなければ愛されない」と思い、ミスを犯すたびに努力を重ねることが求められるようになります。
③親の批判的態度と自己評価の低下
親からの批判的な態度も、子供の自己評価に大きな影響を与えます。
例えば、努力して絵を描いた子供に対して「下手だな」と言われたり、他の子供と比較して劣っている点を指摘されることがあります。
このような言葉が繰り返されることで、子供は自己評価が低くなり、自己批判が強くなります。
④愛情の条件付け
親が子供に愛情を表現するのは、良い成績や完璧な行動をしたときだけで、ミスをしたときには冷たく接したり無視したりすることがあります。
これにより、子供は「愛されるためには完璧でなければならない」と考えるようになり、愛情の受け方が自己評価に大きく影響します。
⑤罰によるコントロール
親がミスに対して罰を与えることで、子供をコントロールすることもあります。
例えば、宿題を忘れた場合に夕飯を抜かれたり、遊びに行くことを禁止されることがあります。
このような環境では、子供は失敗を避けるために完璧を目指し、失敗への恐怖が高まります。
⑥過度な親の期待
スポーツや日常生活で、少しでもうまくいかないと親が過度に期待外れと感じることもあります。
例えば、部屋を完璧に片付けられなかった場合に1週間おやつが禁止されるなど、罰を通じてプレッシャーがかかります。
このようなプレッシャーが積み重なることで、完璧主義が形成されていくのです。
このように、親の厳しい期待や批判、愛情の条件付けなどがアダルトチルドレンの完璧主義を生む原因となっていることがわかります。
完璧主義を改善するための方法
完璧主義を改善するための方法として、以下の3つが挙げられています。
これらは完璧主義者だけでなく、他のタイプの方にも共通する部分があり、参考になるでしょう。
①自己需要の練習
完璧でなくても良いと自分に伝えることが大切です。
小さな成功を認める習慣をつけましょう。
例えば、寝る前にその日できたことを3つ書き出し、自分を褒める練習をすることが効果的です。
また、ミスをしたときには「人間はミスするものだ」と自分に優しい言葉をかけることが大事です。
これにより、自己批判から抜け出し、心の負担を軽減できます。
②失敗の再定義
失敗を学びの機会や成長のチャンスとして捉え直しましょう。
失敗を怖がるのではなく、「何を学んだか」「次にどう活かせるか」を考え、メモすることが重要です。
失敗は終わりではなく過程の一部として捉え、次への教訓に焦点を当ててください。
失敗を重ねることで成長することが実感でき、自己肯定感が高まります。
③リラクゼーション技法の取り入れ
瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーション技法を取り入れることで、完璧を求めるプレッシャーからくるストレスを軽減できます。
1日5分の瞑想や深呼吸を試すことで、冷静に物事を捉える力が育まれます。
これらを習慣化することで、長期的に心身の健康を保つことができます。
これらの方法を取り入れることで、完璧主義を緩和し、心身のバランスを取ることができるようになります。
小さな一歩から始める前向きな変化
ということでいかがでしたでしょうか。
完璧主義タイプのアダルトチルドレンの方は多いと思います。
自己評価が厳しく、失敗を恐れ、常に完璧を求めなければならないという傾向があります。
お伝えした通り、幼少期の経験が影響していることが多く、自己価値を自分の成果や評価に結びつけがちです。
改善のためには、先ほどお話しした自己受容の練習や失敗の再定義、リラクゼーション技法が効果的ですので、ぜひこれらを実践し、自分を許し、失敗から学び、ストレスを軽減しながら健全な自己成長をし、前に進む力を身につけていきましょう。
まずは小さな一歩から進めてみてください。
無理なく、力を抜いて行動することが大丈夫だということをぜひ感じてみてください。
ということで、今日も素敵な一日をお過ごしください。
明日もタイプ別の次のタイプについてお伝えしていきます。
明日のタイプは自己犠牲者タイプです。
お楽しみに!ありがとうございました。
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