自分の「好き」を見つける
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
今日も「人間関係の執着を手放す」というテーマでお話を進めていきます。
皆さんは、今朝どのようにお迎えになられましたか?
忙しい日々の中でも、せめて朝だけは少し落ち着いて、頭のおしゃべりを静め、自分を肯定する時間を持つことをおすすめします。
「今日も私は最高だ」「私は自分のことが好きだ」
といったポジティブな思考を意識的に取り入れることで、心地よいスタートを切ることができるはずです。
日常生活を送っていると、ついつい人間関係や社会での自分の立ち位置に悩むことがあります。
他人と比較したり、責任やプレッシャーを感じたりする中で、ストレスを抱え込む場面も多いでしょう。
そんな日々だからこそ、朝だけは心地よく、リセットの時間として活用してください。
この音声を、毎朝のリマインダーとして使いながら、新しい1日を迎える準備を整えていただけたら嬉しいです。
さて、今日はリスナーの方から
こんなご質問をいただきました。
昔から自分の気持ちよりも人に合わせる傾向が強く、自分の気持ちに蓋をしてきたと思います。
・こういった行動をしたらどう思われるかな
・遊びに行きたいけどどう思われるかな
・断ったら嫌がられるかな
といったことばかり気にしてしまいます。その結果、自分から主張することがなく、気づいたら周りに流されて、本当はやりたくないことまでやることになったりしています。
長い間、自分の気持ちに蓋をしてきたせいか、本当は何がやりたいのか、どうしたいのか、何が好きなのかわからなくなってしまいました。
どうしたら良いでしょうか?
このご質問、とても共感します。
そして、まずお伝えしたいのは
「そんな自分でも大丈夫」だと認めることです。
自分の気持ちに蓋をしてきた背景にはきっと、それを必要としてきた状況があったはずです。
それに気づき、「これまでそうしてきた自分」に対してネガティブな評価をしないようにすることが第一歩です。
日本人特有の「和」の精神
昔から
「自分の気持ちよりも人に合わせる傾向が強い」
「自分の気持ちに蓋をしてきた」
と感じている方へ、まずお伝えしたいのは
そんな自分を肯定してみてほしいということです。
そもそも、人の気持ちに合わせることができるというのは、とても素晴らしい能力です。
それは、日本人ならではの美徳とも言える「和を以て貴しと成す」という精神に根ざしているのではないでしょうか。
日本の文化には、「八紘一宇」や「世界平和」の精神が脈々と受け継がれています。
これが、私たち日本人の深い部分に根付いていると感じます。
私自身、海外によく行くことがあるので、そうした日本人特有の感覚を強く意識する場面がよくあります。
例えば、海外のスーパーではさまざまな国の人が買い物をしていますが、ほとんど誰も周囲の人に気を配っていません。
日本だったら、「どうぞどうぞ」と譲り合ったり、1メートル以内の距離に人がいれば自然と気遣うのが当たり前ですよね。
しかし、海外ではそのような気遣いを目にすることは少なく、道を譲る文化がないこともしばしばです。
そんな状況に遭遇すると、改めて日本人の
「他者を気遣う精神」に気づかされます。
これが良いか悪いかはさておき、私は日本人のこうした感覚を誇りに思います。
そして、こういった精神が強く流れている自分を肯定的に評価したいと思います。
日本人には、人の気持ちを先に察する能力が非常に長けています。
だからこそ、人に合わせて生きるということは、私たち日本人にとって自然なことであり、素晴らしい感覚です。
この能力を持つ自分自身を「そういう良い特性があるんだ」と、まずは肯定的に捉えてみてください。
それが、自分を受け入れるための大きな一歩になるはずです。
自分の気持ちを可視化する
そして、長い間自分の気持ちに蓋をしてきたことから、
「自分がどうしたいのか」
「何をしたいのか」
がわからなくなることもあるでしょう。
そんなときにどうすれば、自分の気持ちを見つけられるようになるのか。
今日は、その方法についてお話ししたいと思います。
まず、ぜひ実践してほしいのが
「ジャーナリング」です。
「ジャーナル」というと難しく聞こえるかもしれませんが、紙と鉛筆さえあれば誰にでもできます。
とにかく書き出してみることが大切なんです。
普段、私たちの頭の中ではさまざまなことが絶えず考えられています。
「これが好き」「あれは嫌い」といった感情や思考がぐるぐる巡っているのに、それを具体的に書き留めないため、自分でも気づかないことが多いんです。
頭の中で考えているだけでは、1分前に何を思ったのかすら覚えていないことがあります。
でも、それを紙に書くことで、自分の思考や感情が可視化され、理解が深まっていきます。
たとえば
「今、自分はどんなことを考えているのか」
「何が嫌だと感じているのか」
「どういうことがストレスになっているのか」
などを書き出してみることで、少しずつ自分の内側にある本当の気持ちが見えてきます。
これが、自己理解を深める大きなステップになります。
私自身も、ノートやペンを常に持ち歩いています。
仕事を始める前には、いろいろと書き出して整理する時間を必ず作ります。
「今日やるべきこと」や「やりたいこと」を書き出したり、「自分らしくあるために必要なこと」を考えたりしています。
そして、書き出した内容をもとに、抽象的な思考を具体化していきます。
また、チェックリストのように「今日やりたいこと」を書き出すと、「これを終わらせたい」という気持ちが芽生え、モチベーションが高まります。
1日の中で達成感を得られることも、気持ちを前向きにするポイントです。
ぜひ紙とペンを用意して、思いついたことをどんどん書いてみてください。
それを続けるうちに、少しずつ自分の気持ちや考えが整理され、「本当は自分がどうしたいのか」に気づけるようになっていくはずです。
とにかく紙に書き出す
今回は、「自分のやりたいことに気づいていく」
というテーマです。
そのためにぜひ試してほしいのが、紙に書き出すという方法です。
たとえば、1日の終わりに、「今日の中で気持ちが前向きになった瞬間」を思い出してみてください。
そして、そのとき
「なぜ前向きになったのか」
「なぜ心がときめいたのか」
「なぜやりたいと思ったのか」
を書き出してみるのです。
また、反対に「嫌だったこと」「モチベーションが下がったこと」「やる気をそがれた原因」についても書き出してみましょう。
こうすることで、自分が好きなことややりたいことだけでなく、嫌なことや避けたいことも明確になります。
「やりたいこと」を見つけるためには、「やりたくないこと」をはっきりさせることもとても大切なプロセスです。
この両方を紙に書く習慣をつけることで、自分の内側にある本音が少しずつ見えてくるはずです。
さらに、日常的に「自分を観察する」という意識を持つことも重要です。
普段から自分の気持ちをないがしろにしたり、無意識に我慢してしまっていると、その感情が当たり前になり、「我慢している」という事実すら気づけなくなってしまいます。
そこで、自分の心に丁寧に目を向ける習慣をつけてみてください。
たとえば、「今、私はすごく嫌だなと思っている」「でも仕事だからやると決めたから頑張っている」といった気持ちを観察したり、「これを見た瞬間、すごく前向きな気持ちになった」と感じたことをしっかり捉えたりすることです。
こうした観察を続けると、自然と自分の感情や心の動きに敏感になり、自分の本音が少しずつわかってきます。
「内的な観察」を習慣化することで、自分の心の動きや行動、表情などにも気づけるようになり、自分自身の理解が深まるでしょう。
これを日々の生活に取り入れることで、やりたいことに近づくためのヒントを得られるはずです。
子供の頃の感覚を思い出す
笑顔が自然に出る瞬間や、心がときめく瞬間に意識を向けてみましょう。
その笑顔が作り笑いであれば、それもまた観察の1つですが、心からワクワクして笑顔が生まれたときには、そこにあなたの「好き」や「ときめき」のヒントがあります。
とにかく自分を観察し続けることで、徐々に自分がどのようなことに心からポジティブな反応を示すのか、好きなことややりたいことが見えてくるようになります。
これまで、人の気持ちを優先しすぎてしまった結果、自分の気持ちに蓋をしてきたことが、やりたいことがわからなくなる原因の1つです。
コーチングを通しても「自分のやりたいことを明確にしたい」という相談を受けることは非常に多いです。
しかし、これは決して特別なことではありません。
むしろ、多くの人が抱える共通の悩みです。
それでも、みんな自分のやりたいことを見つけることができるんです。
だから、「やりたいことがありません」ということは決してありません。
自分の心を観察し、その観察をもとに願望を明確にしていくと、不思議と動き出したくなるものです。
そして、「どうやったらできるのかな」と自然に考え始める力が、実は誰の中にも備わっています。
それは、子供の頃の自分を思い出すとよくわかります。
子供の頃、やりたいことがあれば即座に飛びついていましたよね。
思い立ったらすぐ行動し、未来のことや後先のことを深く考えずに動けていたはずです。
その行動力や純粋な好奇心は、子供の頃のマインドフルな生き方そのものだったと言えるでしょう。
しかし、成長するにつれて
「後先を考えなさい」
「未来を計画しなさい」
「それをする意味はあるのか」
「将来に役立つのか」
といった親や周囲からの声を聞き続けることで、自然と自分の「やりたいこと」がわからなくなってしまうのです。
だからこそ、今一度、自分の心に素直になり、自分が笑顔になる瞬間や心がときめく感覚を観察してみてください。
それが、自分のやりたいことに気づくための大切なステップです。
そして、それを続けることで、少しずつ自分の本当にやりたいことが見えてくるはずです。
自己探求を通じて見つけた「直感力」
僕は昔から、やりたいことが見つかった瞬間にいてもたってもいられず、すぐに行動に移してしまう子供でした。
そんな自分に対して、親は特に心配してくれていました。
特に父親は、未来設計を重視する慎重で計画的な大人でした。
だからこそ
「ちゃんと計画を立てなさい」
「リスクを考えなさい」
と繰り返し言われました。
その結果、「思いついたらすぐ行動する」という自分の性格は良くないものなのではないか、と次第に感じるようになったのです。
今でもその頃の感覚を鮮明に覚えています。
当時の僕は、「衝動的に行動する自分」を否定的に捉えるようになり、自分の性格に自信が持てなくなっていました。
しかし、大人になり自己探求や自己啓発に取り組む中で、この性格は決して悪いものではなく、むしろ自分の強みだと思えるようになったのです。
現在では、思いついたらすぐに行動するという練習を改めて意識的に取り入れています。
もちろん衝動的な行動にはリスクも伴いますが、直感に従って行動することで意外とうまくいくこともあります。
そして、行動することで得られる経験や学びが、次のステップに繋がっていくのだと実感しています。
また、子供の頃の僕にはもう一つ悩みがありました。
それは「三日坊主」への恐れです。
何かに飛びついてやってみたものの、面白くなくて三日でやめてしまうことが多々ありました。
そのたびに、「お前はいつも何をやっても続かない」と親から言われ続けてきたのです。
その結果、「三日坊主=ダメなこと」というイメージが強くなり、自分の行動力に自信を持てなくなったのです。
しかし、今ではこの「三日坊主」という考え方も見直しています。
やってみて合わないと感じたらやめるのは自然なことですし、その経験自体が次の挑戦に繋がるからです。
大切なのは、どれだけ続けられるかではなく、「やってみる」ことそのものに価値があるということに気づけたことです。
直感に従い、行動を起こし、たとえ三日坊主で終わったとしても、それが自分の成長や新しい発見に繋がることを信じています。
こうした経験を通じて、僕は「思いついたら行動する」という自分の性格を肯定し、強みに変えることができました。
自分に合うものの見つけ方
「続けられることじゃないと始めてはいけない」という考え方にとらわれていると、新しいことに挑戦するのが難しくなります。
でも、その概念を少しずつ手放していくことで、一度きりの人生において、より多くの経験や体験ができるようになります。
実際に僕も、三日坊主でもいい、続かなくてもいいと自分に許しを与えることで、そんな自分を受け入れ、大切にすることができました。
続かないことへの恐れをなくすと、それが心の中で安心感に変わります。
そうすると「続かなくても良いから、とにかくやってみよう」という気持ちになれます。
この安心感があるからこそ、思いついたことにすぐ行動できるようになり、結果的にたくさんの経験や体験を積むことができました。
そして、その積み重ねが、現在こうして発信を続けている自分に繋がっているのです。
興味のあることを試してみて、それが続かなかった場合は「自分には合わなかった」と割り切ることで新たな発見が生まれます。
逆に、気づけば自然と長く続いているものがあれば、それは自分に本当に合っていることなのだと後からわかります。
僕も、今になって「これが自分に合っていたんだな」と感じることがたくさんあります。
だからこそ、最初から「続けられること」を前提に考える必要はありません。
むしろ、後先を考えすぎず、「これ面白そうだな」「ちょっとやってみたいな」と思ったら、まずは行動してみることが大切です。
そうすることで、自分に合うものが何か、やりたいことが何かを自然と見つけられるようになるのです。
結果的に、続くものは続きますし、続かないものはそのときの経験として残ります。
そのどちらも、人生を豊かにする大切な要素です。
だからこそ、後悔しないためにも、興味を持ったことにまずは飛び込んでみてください。
それが、自分を知る一番の近道になるのだと思います。
行動することでわかる
「本当に好きなこと」
「お寿司のネタで何が好き?」と聞かれたら、僕はうなぎやサーモンが好きだと答えます。
でも、どうしてそれが好きだと言えるのか。それは、いろいろなネタを実際に食べてきたからなんですよね。
マグロやイクラ、上トロ、中トロ、さらには普通のトロまで試してきた。
その上で、「やっぱりうなぎが好きだな」と気づくことができたわけです。
これって、人生にも当てはまるんじゃないかと思うんです。
さまざまな経験を、実際に行動を通じて試してみることで、自分がどんなことを好きなのか、あるいはどんなことが嫌いなのかが、より鮮明にわかるようになるんですよね。
もし、僕が「うなぎしか食べない」と決めていたら、他のネタの良さや魅力に気づくことはできなかったでしょう。
そして、「うなぎが本当に好きだ」と胸を張って言うことも難しかったはずです。
同じように、人生においても「これしかやらない」と決めつけてしまうと、自分の可能性や本当に好きなものに気づくチャンスを逃してしまうかもしれません。
だからこそ、いろいろなことに挑戦してみることが大切です。
試してみて、「これは合わないな」と思うことがあっても、それは自分の好き嫌いを明確にするための貴重な経験です。
そして、その経験を積み重ねていく中で、「自分はこういうタイプなんだ」「これが好きなんだ」といった本当の自分に出会えるのではないでしょうか。
お寿司のように、人生もさまざまな味を楽しむことで初めて、自分の「お気に入り」を見つけられるもの。
まずは行動して、いろいろ試してみることが、自己理解を深める最初の一歩になるのだと思います。
まとめ
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