自己犠牲を手放すと見える新しい世界「本当の優しさに気づくために」
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
ここ数日、アダルトチルドレンについてお話ししています。
タイプ別に分けて、その特徴や改善策、より良く生きるための方法をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
今日は「自己犠牲タイプ」について、改善策をお話ししていきたいと思います。
すでに2日前からこのシリーズを始めていますので、まだ聞いていない方は、ぜひ2日前の音声から昨日、そして今日の内容と続けて聞いてみてください。
自己犠牲タイプの特徴とは?あなたも当てはまるかも?
アダルトチルドレンの中でも、自己犠牲タイプの人は特に 「他人を優先しすぎてしまう」 傾向があります。
ここでは、自己犠牲タイプの特徴について解説します。
① 他人のニーズを優先しすぎる
自己犠牲タイプの人は、 自分の感情や欲求を抑え、他人のために行動しすぎる 傾向があります。
例えば、友人の頼みごとを断れず、自分の予定を犠牲にしてしまうことがよくあります。
② 境界線を引くのが苦手
「NO」と言うのが苦手で、他人の要求を受け入れすぎてしまいます。
その結果、ストレスや疲労がたまり、 境界線を侵害してくる人が周囲に現れやすい 状態になります。
自分の限界を認識し、少しずつでも「断る練習」をすることが大切です。
③ 自尊心が低く、承認欲求が強い
自分の価値を 他人の感謝や承認に依存 してしまうことがあります。
例えば、「感謝されないと自分に価値がない」と思い込み、過剰に頑張ってしまうことも。
まずは 「自分がどうしたいか」 を大切にする習慣をつけてみましょう。
④ 感情を抑え込みやすい
自己犠牲タイプの人は、自分の感情を抑えがちです。
他人に合わせることが習慣になっているため、 不安・不満・孤独感を抱えやすい という特徴があります。
自分の気持ちを素直に認め、安心できる環境で表現することが重要です。
⑤ 「ピープルプリーザー」傾向が強い
心理学では「ピープルプリーザー」と呼ばれる、 他人を喜ばせることを最優先にする傾向 があります。
しかし、それが行き過ぎると、自分自身が疲弊してしまいます。
「自分を大切にすることも、人間関係において大事なこと」 だと意識してみましょう。
親との関係が影響?自己犠牲タイプが生まれる背景とは
この自己犠牲タイプになる原因についてですが、これまでお伝えしてきた通り、主に幼少期の家庭環境が大きく影響しています。
具体的に、このタイプの方が子どもの頃にどんな経験をしているのかをお話ししていきますね。
① ケアギバーとしての役割を担わされた経験
親がアルコール依存症や精神疾患を抱えている場合、 家庭の安定を保つために、自分のニーズを犠牲にする ことが当たり前になってしまいます。
- 親の感情を支える立場にいた
- 兄弟の世話をしなければならなかった
- 家庭の問題を解決する役割を担わされた
このような環境では、 自分の感情や欲求を後回しにすることが生存戦略 になっていた可能性があります。
② 条件付きの愛情を受けた経験
親から「いい子でいること」「我慢すること」が 愛される条件 だった場合、 自己犠牲が正しいと学習 してしまいます。
- 「あなたが我慢すれば、家族が幸せになれる」と言われた
- 自分が我慢することで家族の関係がうまくいっていると思い込んだ
- 親の期待に応えることで愛を得ようとした
このような経験が続くと、 「自分を犠牲にしないと人に愛されない」 という思い込みが強くなってしまいます。
③ 家族の調和を保つために自分を抑えた経験
家庭の機能が正常に機能していない場合、 衝突を避けるために自分の意見を抑える習慣 がついてしまいます。
- 虐待やネグレクトを受けた
- 親の離婚などで家庭環境が不安定だった
- 家族内の対立を避けるために、自分の意見を言わないようになった
例えば、 「自分が意見を言うと親と衝突してしまう」 という経験をすると、 「何も言わずに従うほうが平和」 という考えが根付いてしまいます。
昨日も話しましたが、私の姉もまさにこのパターンでした。
何か言おうとしても、父親と衝突してしまうため、自分の意見を言わないという選択をずっとしていたんです。
このように、幼少期の家庭環境によって、自己犠牲のパターンが作られてしまうことが多いのです。
自己犠牲から抜け出すために今日からできる3つの練習
自己犠牲のパターンを手放していくために、今日は3つの改善策をシェアしたいと思います。
1. 境界線を設定する & NOの練習
まず大切なのは「自分と他人の間に境界線がある」という意識を持つことです。
他人に自分の領域を侵害させないためには、小さなことから「NO」と言う練習を始めることが大切ですね。
例えば、頼まれごとをされたときに、すぐに「いいよ」と言うのではなく、一度「考えてみるね」と保留する練習をしてみましょう。
あるいは、「今は難しい」とやんわり断ることから始めてもOKです。
本音を言うのが苦手な人にとって、最強の断り方は「嫌です」ですが、いきなりそう言うのは難しいですよね。
実際、僕の知り合いには、はっきり「嫌だ」と言える人もいますが、多くの人にとってはハードルが高いものです。
なので、まずは「今ちょっと無理なんだよね」と伝える練習から始めるといいでしょう。
また、自己主張を学ぶワークショップや「アサーティブネス・トレーニング」などに参加するのもおすすめです。
こうした場で、自分の意見を伝える練習をすることで、少しずつ自己表現がしやすくなりますよ。
2. 自己ケアの習慣を持つ
これは昨日の話とも共通しますが、どんなタイプの人にも必要な習慣です。
毎日10分でもいいので「自分のためだけの時間」を意識的に取るようにしましょう。
例えば、趣味を楽しむ、リラクゼーションの時間を持つ、ジムに行く、散歩する、読書をするなど、自分が心地よいと感じることを習慣に取り入れてみてください。
特に「忙しくてそんな時間はない」と思っている人は、一度自分のスケジュールを見直してみるといいですね。
本当にやらなければならないことなのか?
自分を後回しにしていないか?
という視点で見てみると、意外と余分なタスクに振り回されていることに気づくかもしれません。
自分を大切にすることを優先する習慣を持つことで、他人に振り回されにくくなります。
3. 自己主張のトレーニング
信頼できる人に対して、自分の意見や感情を少しずつ伝える練習をしてみましょう。
例えば、
・「今日は疲れているから休みたい」と伝えてみる
・「そっとしておいてほしい」とお願いしてみる
・イライラしたときに「こういう気持ちになった」と言葉にしてみる
こうした小さな自己主張を積み重ねることで、少しずつ自分の感情を抑え込まずに表現できるようになります。
また、同じような経験を持つ人たちと交流するのも効果的です。
サポートグループやコミュニティに参加すると、「自分だけじゃないんだ」と気づくことができ、自己表現に対する抵抗感が減っていきます。
実際、このような悩みを持つ人はとても多いんですよ。
特に日本では、昭和の時代に育った人の中には、体罰や厳しい指導を受けた経験がある人も多く、それが影響して自己主張が苦手になっているケースもあります。
僕自身も、子どもの頃に大人から厳しく縛られる経験をしたことがありますし、そういう環境で育つと「自己犠牲が当たり前」になりやすいんですよね。
だからこそ、こうした改善策を少しずつ取り入れていくことが大切です。
いきなり完璧にできなくても大丈夫。
少しずつ、自分を大切にする習慣を身につけていきましょう。
「世界は優しい」と気づくためにできること
自己犠牲タイプのアダルトチルドレンの人は、幼少期の家庭環境や大人との関わりの中で、他人のニーズを優先し、自分の感情や欲求を抑えることが当たり前になってしまった傾向があります。
その結果、自尊心や承認欲求と結びつき、自分だけが損をする感覚に陥ったり、ストレスや不満が溜まって健康を害してしまうこともあります。
しかし、こうした思い込みは、幼少期に潜在意識の中にできた固定観念にすぎません。
少しずつでも「自分を大切にする」練習をしていくことで、それが単なる思い込みだったと気づき、手放していくことができます。
ありのままの自分で価値があること、大丈夫なのだという経験を重ねることで、人の優しさや世界の平和さを感じられるようになるでしょう。
もし、近くに自分を厳しく扱う人や境界線を侵害してくる人がいるなら、それは自分自身が自分に厳しくしていることの表れかもしれません。
自分に対する厳しさを手放すことで、そうした人が周囲から消えていくという変化が実際に起こります。
環境は無限にあります。
もし今の環境が苦しいなら、思い切って別の場所を選ぶこともできます。
日本がきつければ海外へ、職場が合わなければ違う仕事へ。
今は家でできる仕事や、愛のある人たちに囲まれた職場もたくさんあります。
自分を粗末にしていると、そうした環境があることにすら気づけません。
でも、世の中には優しい職場も、穏やかな環境もたくさんあります。
社会は厳しいものだという思い込みを手放し、そんな世界もあるかもしれないと少しだけ視点を変えてみてください。
今日は、自分にとっても優しく接する練習をしてみましょう。
マインドフルに、一日を幸せに過ごせますように。
いってらっしゃい。
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