“見透かされている”と感じるあなたへ
音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽
今月のテーマは「人間関係の執着を手放す」という内容です。
実際、私たちが抱える悩みの8割は人間関係に関連していると言われていますよね。
確かに、深く掘り下げてみると、多くの悩みが人間関係に結びついていることに気づかされます。
もちろんお金に関する悩みや健康に関する悩みも大切なテーマですが、根本的に多くの悩みは人間関係に由来していると感じることが多いです。
人間関係の執着が和らぎ、それに伴って問題が解決されると、不思議なことにその他の悩みも少しずつ軽減されていくものです。
自己実現へのブレーキを手放す
例えば、「人にどう思われるかが気になって自分らしくいられない」という悩みも、結局は人間関係に絡んだものです。
人にどう見られるかというのは、他人の目を通して自分を見てしまうことから生まれる課題ですよね。
そして、私たちはどこかで「認められたい」という気持ちを持ってしまいがちです。
しかし、そうした執着やこだわりって、実は不要なものかもしれないと感じることもあるのではないでしょうか。
心の中でざわざわと不安が湧いてくる時、よくよく観察してみると、その原因が人間関係にあることが多いように思います。
ですから、人間関係に対する執着を少しずつ手放していくと、悩みも同時に解消され、自分らしく過ごせるようになるのです。
また、人間関係が自分の自己実現や願望達成のブレーキとなってしまうことも、意外と多く見られますよね。
そのブレーキを手放すことで、自分の人生が加速し、豊かさが増していく感覚を得られるのではないでしょうか。
自分の人生にもっと集中するために
皆さんに事前にいただいた人間関係に関する悩みをアンケートで拝見させていただきました。
読ませていただいて感じたのは、やはり「人のことを気にしすぎている」方が多いということです。
自分の人生にもっと集中して、自分の願いや心の思いに意識を向け、それを叶えるために行動する。
そうすることで、これからの生き方が大きく変わっていくのではないでしょうか。
人の目を気にしすぎる部分があるからこそ、そこには大きな伸びしろがあると思います。
今まで無意識に他人の意見や反応に引っ張られてきたかもしれませんが、その習慣を少しずつ手放していくことができれば、人間関係も変わり、人生がもっと豊かになる可能性が広がっていると強く感じました。
今日はそんなテーマに沿って、皆さんと一緒に考えていければと思います。
ありのままで生きる
特定の人に見透かされていると思い込む習性がある。
だから見透かされないようにいい子でいようとかっこつけちゃう。
あるがままでいたいのですがどうすればよいか。
というお悩みをいただきました。
「ついついかっこつけちゃう」というのは、特にこれまで努力してきた人や、周囲から「かっこいい」と評価されることが多かった人にとっては、自然な反応かもしれません。
センスがあるとか、おしゃれだとか、そういった評価を受けてきた人にとって、それを手放すのは本当に難しいことです。
無意識に自分を大きく見せようとしたり、できるふりをしてしまうこともあるでしょう。
SNSでも自分の良い面だけを切り取って発信したり、逆にあえて自己開示として「ダメな自分」を見せることもありますよね。
内面的な観察を進めていくと、そんな小賢しい自分や、思わずかっこつけてしまう自分に気づき、嫌な気持ちになったり、もやもやしたりと、落ち込むことも増えるかもしれません。
でも、それまで無意識にやっていたことに意識的に気づけるようになるというのは、執着を手放すためのファーストステップです。
ですから、まずは「気づく」というマインドフルネスの状態を大切にしましょう。
さて、あるがままでいることは確かに難しいですよね。無理にどこでも自然体でいなければならないと考える必要はないと思います。
以前お話した文人主義の考え方にもあるように、相手や場面によって私たちの人格は変わるものです。
ある場面ではかっこつけてしまう自分がいても、別の場面では自然体でいられることもありますよね。
無理に素の自分でいようとせず、時には人によって使い分けたり、良い評価を得ようとする自分を許すのも大切です。
かっこつけてしまう自分に対して罰を与えるのではなく、「まあ、そんな自分もいるかな」と受け入れてください。
かっこつけることも含めて「自分らしさ」として認めることが大切です。
とはいえ、時にはそれが疲れを感じさせたり、ネガティブに捉えてしまうこともあるでしょう。
そんな時にどうしたら良いか、次に3つのポイントをお伝えします。
“見透かされている”と思い込む時の対処法3選
①自分を見透かされることへの恐れを受け入れる
まず1つ目のポイントは、「自分を見透かされることへの恐れを受け入れる」ということです。
事前アンケートにも「特定の人に見透かされていると思い込む習性がある」と書かれていた通り、無意識のうちに「素の自分を見られると悪い評価をされるかもしれない」と恐れているのではないでしょうか。これは多くの人が共感できる感覚だと思います。
素の自分をさらけ出すことを恥ずかしく感じたり、ありのままの姿を「ダサい」と思われることへの不安も、その人らしさの一部です。
そういった不安は誰しもが抱えるものであり、これを批判せずに「自分の一部」として受け入れることが大切です。
カッコつける自分も認めるように、この「見透かされる恐れ」もまた自然なものとして受け入れる。これが、自然体でいるための第一歩です。
そして、たとえありのままでいるときに相手から評価されたとしても、それを気にしすぎないことが大切です。
多くの人は、相手に良い印象を持たれるようにと、自分をよく見せようとすることが多いですよね。
これも1種の「相手をコントロールしようとする」行動です。
つまり、自分の印象をコントロールして、相手の反応や評価を良いものにしたいという願望がそこにあります。
ただし、相手の評価を気にすることなく自分がありのままでいるというのは、相手がどう思うかは相手に委ねるということでもあります。
自分を飾らずに、相手がその自分をどう評価するかも、そのままにしておくことが大事なのです。
こうして、相手からの評価を気にする執着を少しずつ手放していくことで、より自分らしい生き方に近づけるのではないでしょうか。
②評価ではなく自己承認を重視する
2つ目のポイントは、「評価ではなく自己承認を重視する」ということです。
今はどうしても他者の評価が気になってしまうかもしれませんが、それよりも自分自身が自分を認めることを優先してみましょう。
他人からの承認に頼って自分の価値を上げようとするのではなく、自分の価値は他者の評価によって決まるものではないと理解することが大切です。
自己承認とは、自分が自分を認めているか、自分自身の価値をしっかりと受け入れているかということです。
他者からどんなに称賛を受けても、それが直接あなたの価値を決定するわけではありません。
むしろ、自分で自分を大切にできるようになったとき、自然と周りからの評価も高まっていくものです。
他者から評価されるために自分を認めるのではなく、自分自身に価値を感じられるようになった結果として評価が付いてくるのです。
自分のことを大切にしない人は他者からも大切にされにくいもので、自己承認とは、まるで鏡のように自分に跳ね返ってくるものです。
だからこそ、まず自分のことを本当に大切にしていくことが大切です。
自分の人生や心、体を自分の宝物だと思い、一番初めに大切にすることで、結果として他者からも大切にされるようになります。
自分を大切にしないでいると、人に対しても本当の意味で大切に接することは難しいですよね。
ですから、自己承認を高めるためには、まず自分の本音や内面を大切にすることが重要です。
そして、「これは自分らしいか?」ということを基準に、日々の選択をしていく習慣をつけてみてください。
他者の評価基準に左右されるのではなく、自分軸で物事を判断すること。これが本当の意味での自己承認の基礎になります。
③自分に優しく、柔軟に考える
3つ目のポイントは、「自分に優しく、柔軟に考える」ことです。
完璧にあるがままでいるのはとても難しいことですし、そんな自分でいようとすることがかえってストレスになってしまうかもしれません。
ですから、自分に対して優しさを持ち、柔軟な心で日々の自分と向き合うことが大切です。
たとえば、「今日は自然体でいられなかったな」「ついカッコつけてしまったな」と感じたとしても、「まあ、また少しずつ進めばいいかな」と軽やかに捉えていきましょう。
無理に完璧を目指さず、少しずつ進んでいくことが、最終的に自分らしい自然体の姿に近づくための秘訣です。
ありのままの今の自分を受け入れる姿勢を持つことは、マインドフルネス、すなわち「今ここ」にいる自分を大切にすることでもあります。
今の自分を否定せずに、大切にしてあげること。これが本当の意味での「自然体」を育む第一歩です。
自然体でいるために「何かしなきゃ」という考えを手放し、自分をそのまま受け入れられるようになると、気づいたらどんな時でも自然体でいられるようになっていくはずです。
そして、そんなあなたを大切にしてくれる人たちが、自然と周りに集まっていることに気づくでしょう。
まとめ
マインドフルネス×潜在意識勉強会はコチラ
↓
ご案内ページへ
※紹介者名欄にJAYブログとご記載いただくと無料で参加できます
JAYへの質問・相談はこちら
↓
フォームページへ