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JAYのマインドフルブログ

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おはようございます、JAYです。

今日は夫婦間の問題についてご質問をいただきましたので、お答えしていきたいと思います。

最近、夫の何気ない行動に対してイライラが募ってしまうことが増えてきました。

例えば、家事で忙しくしているときに、夫が何もせずにリビングでスマホを見ている姿を見ると、どうしても「なんで私だけが…」という気持ちが湧き上がってしまうと。

直接お願いをしても「やってほしいなら早く言ってくれればいいのに」と返され、さらに腹が立ちます。

私としては言わなくても気づいて欲しいし、自分から動いて欲しいと思ってしまいます。

というお話です。

このような場合、多くの方が共感されると思います。

自分としては「言わなくても気づいてほしい」「自ら気を利かせて動いてほしい」という願いが強くなるのは自然なことです。

しかし、このような気持ちをどう整理し、夫婦関係をより良くしていけば良いのかというのが、非常に難しいポイントです。

ご質問をいただき、ありがとうございます。

男性は「察する」力が低い?

男女が恋愛から家族、そして夫婦へと関係が近づくと、こうした些細なすれ違いや行き違いが生じてしまうことは本当に悩ましいものです。

些細なことでイライラが止まらなくなる、これはよくあることですし、実際、私自身も経験があるので、偉そうなことはとても言えません。

こうした場合、どのように考えれば気持ちが整理できるか、少しでも役立つ観点をシェアできればと思います。

あくまで1つの視点として、何かの参考になれば幸いです。

まず、男性というのは基本的に「察する」ことが苦手です。

女性のように感度の高いアンテナを持っているわけではありません。

つまり、察してほしいと思っているときに、男性はその期待に応えられない可能性が高いです。

この「察してくれるだろう」という期待が自分の中で膨らむと、どうしても実際とのギャップが生じ、イライラの原因になりがちです。
単純で、ある意味単細胞な男性は、「察する」ことができないものだと割り切るのも一つの方法です。

むしろ、こうした考え方を減らしてみると、その分イライラも少なくなるかもしれませんね。

その代わりに、男性は「頼られる」と非常に嬉しいものです。動物的にも「頼られる」と感じたときに本能的に応えたいという欲求が刺激されるため、頼ってみるというのも効果的かもしれません。

 

「変えたい」執着が苦しみを生む

だから、例えば「やってほしいなら早く言ってくれたらいいのに」という返しは、男性特有のあるあるなんです。

ついイライラして「なんでやってくれないの」と言ってしまうと、相手は混乱して「えっ?」と驚き、逆に関係がギクシャクすることもあります。

そうした場面では、少しだけ言い方を変えてみると良いかもしれません。

「これ、やってくれると助かるな」「ちょっと手伝ってほしいな」といった具合に頼っているニュアンスを含めると、男性は「頼られている」と感じて、喜んで動いてくれる場合が多いです。

また、このように言い方を工夫するだけでなく、気持ちの根底にある「相手を変えたい」という欲求にも気づくことが大切です。

理想の夫像や他の家庭と比べることによって、どうしてもうちの夫もこうあるべきだと考えてしまうことがありますが、この「変えたい」という思いが自分自身を苦しめていることに気づくと、少し気持ちが楽になるかもしれません。

理想の押し付けを手放そう

本当に「あるがままを受け入れる」というのは難しいものですが、それは自分自身にもある「こうあるべき」を相手に押し付け、コントロールしようとしていることに気づくところから始まります。

結局のところ、変えることができるのは自分だけで、相手を変えようとするのは本質的ではないんですよね。

ありのままのご主人をそのままにしておくこと、つまりコントロールせずに見守るというのが、夫婦関係において本質的な姿勢です。

それでも、もしそのありのままの姿がどうしても無理なら、物理的に離れるという選択肢もあります。相手を自分の理想に近づけようとすると、その関係は長続きしませんし、ほとんどの場合、うまくいかないものです。

この「理想の押し付け」がイライラを生んでいると理解できると、自分自身がとても楽になります。
結局は、相手も自分も「あるがまま」に受け入れることが重要であり、それを無理に変えようとしないことが本質なのです。

それが、いわば「無情」ですが、そこに夫婦関係の本質があると感じます。

とはいえ、いきなりマインドフルネスや執着を手放す練習していないとこの話は難しすぎますから、

少し実践的に、このイライラとどう向き合うかを3つの観点からお伝えしていきますね。

夫婦間での些細なイライラを解消する方法3選

①相手の行動に対する期待を明確に伝える

まず1つ目は、相手の行動に対する期待を明確に伝えるということです。

「言わなくても気づいてほしい」という気持ちは自然に湧くものですが、これは男性にとっては難しいことなんですね。

男性は、具体的な指示や期待があると行動しやすくなります。

これは人間の進化とともに培われた男性のコミュニケーションの特徴で、男性は主に情報の伝達を目的としてコミュニケーションを行うことが多いのです。

例えば、狩りに行くときのコミュニケーションでは、感情を交えずに情報を正確に伝えることが必要で、これが生死を左右するほど重要でした。

公園で女性が輪になって話しているのを見て、男性はよくあんなんできんなと思うわけなんです。

それは、近所のママ友同士でコミュニケーションを取って、学校のことや地域のこと、趣味のこと等のコミュニケーションしながら安否の確認をしている。

昔からそうやってやってきたから、今でもその名残が残っています。

だからこそ、男性は情報の伝達に重きを置き、女性は、近しい人たちと安否確認や情報共有をするためにコミュニケーションを取る傾向があります。

こうした男性の特性を踏まえて、具体的な指示を出すと、男性も行動しやすくなります。
「これを手伝ってくれると助かる」というように、何をどうしてほしいのかを具体的に伝えると、すれ違いなくスムーズにコミュニケーションが進むでしょう。
さらに、「手伝ってくれて嬉しい」など感謝の気持ちを伝えると、男性は「また頑張ろう」という気持ちになりやすいです。

労いや感謝の言葉がけがあると、男性はより一層頑張ってくれる傾向にあります。

ですから、自分のためにもぜひ、感謝の言葉や労いの言葉を積極的に伝えてみてください。

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②相手の視点を尊重して話すタイミングを見計らう

2つ目は、相手の視点を尊重し、話すタイミングを見計らうということです。

イライラが溜まると、つい感情的に伝えてしまいがちですが、こうしたときは少し冷静になり、相手がリラックスしているタイミングを待つと良いでしょう。

お互いが落ち着いているときに、「この間、家事を手伝ってくれてとても助かったよ」など、具体的なシチュエーションを振り返りながら伝えることで、男性も受け入れやすくなります。

イライラしている時に伝えるのは避け、冷静な状態のときに「あのとき、こうしてくれたら嬉しかったんだよね」と伝えてみるのも効果的です。

男性は察することが苦手なので、こうした具体的なやり取りがとても重要になります。

そのため、互いに落ち着いたときに感謝の気持ちや具体的なリクエストを丁寧に伝えることが、すれ違いの少ない関係を築く秘訣です。

③自分の心のケアを大切にする

3つ目は、感情をそのままにせず、自分の心のケアを大切にすることです。

イライラを感じるのは、さまざまな要因が絡んでいると思いますが、「心の余裕がなくなっている」ことのサインであることが多いです。

だからこそ、マインドフルネスの実践やリラックスできる時間を作るなど、自分の心に余裕が持てるように、少しでも趣味の時間やリラックスできる時間を取ることが大切です。

もちろん、時間を取るのは難しいかもしれませんが、自分の心の状態に気づき、ケアをする意識を持つだけでも大きな違いが出ます。

例えば、心に余裕があるときなら、子供の少し無邪気な発言にも優しく反応できるのに、心に余裕がないと「うるさい!」とつい強く言ってしまうこともあるでしょう。

同じ出来事が起きても、心の余裕があるかどうかで反応が変わるのです。

だからこそ、自分の心の余裕をつくることを優先し、少しでもイライラしにくい状態を作っていくことが大切です。

そして、さらに自分の気持ちを冷静に振り返り、「なぜこんなにイライラしてしまったのか」を観察し、その感情をまずはそのまま受け入れてみることも重要です。

イライラしてしまったときに「またイライラしてしまった」と自分を責めるのではなく、「自分もよく頑張っている」と自分を肯定してあげることも大切です。

特に、子供に強く当たってしまったときに後悔することがあるかもしれませんが、そうしたときこそ「自分も頑張っている」と褒めてあげると、心が少し軽くなると思います。

まとめ

ということで、今回お伝えした3つのポイントは以下の通りです。

1つ目は、相手の行動に対する期待を明確に伝えること

男性は具体的な指示や期待があると行動に移しやすくなりますので、「これを手伝ってくれると助かる」といった形で伝えてみてください。

2つ目は、相手の視点を尊重し、タイミングを見計らうこと

イライラが溜まっているときは避け、リラックスした状態で感謝を伝えることが、良好なコミュニケーションに繋がります。

3つ目は、感情をそのままにせず、自分の心のケアを大切にすること

心の余裕があると、同じ出来事にも冷静に対処できますので、リラックスする時間やマインドフルネスを日常に取り入れてみてください。

ぜひ、これらを実践してみてくださいね。

今日もご質問ありがとうございました。

素敵な一日をお過ごしください。いってらっしゃい。

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