家族との関係を円滑にする方法 | 家族はラスボス
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おはようございます、JAYです。
今月のテーマは「人間関係の執着を手放す」です。
このテーマに沿って、今日は家族との関係に関するご質問をいただいております。
ご質問の内容は
同居している父が最近体調が悪く、夜眠れないと言って夜中にお酒をよく飲むようになりました。
眠れないまま朝まで飲み続けて2日酔いになり、逆に体調がさらに悪くなっているのに、何度も繰り返している父にイライラしてしまい、優しくできない自分がいます。
怒ると『そんな言い方でいじめないで』と言われ、心配している気持ちも伝わらずモヤモヤしています。
このような時、どう考えればいいのか、どうしたらいいのか分かりません
というものです。
このようなご相談について、家族という身近な関係だからこそ、強い感情が湧いてくるのは自然なことだと思います。
やはり大切な人だからこそ、その行動に対してイライラしたり、不満を抱いたりすることもありますね。
特に親や配偶者、お子さんといった関係では、私たちも「ラスボス」と呼ぶくらいで、とても難しいんですよ。
家族関係にはいろいろな背景が絡み、心理的な壁があったり、潜在的に否定や責めたい気持ちが湧いてきたりすることもあります。
家族との関係性というのは、ただの他人のように簡単に距離を置いたり、気持ちを整理するのが難しいものです。
『余裕』の持ち方
どれだけイライラしても「優しくできない自分」がいること、それは「優しくしたい自分」がいることの表れでもあると気づいてほしいですね。
イライラしている自分を、つい責めがちになるかもしれませんが、実際にはその奥に「優しく接したい」という気持ちが隠れているんです。
この心の中にあるとてもハートフルな部分を、ぜひ大切にしてもっと育てていってほしいと思います。
しかし、イライラしてしまうと冷静な対応ができなくなり、思ったようなコミュニケーションが取れなくなります。
それは、余裕がなくなってしまっているからです。
コミュニケーションを取る上でとても大切なのは、心に余裕があるかどうかです。
例えば、子育てにおいても、親として余裕がなくなってしまうことがよくあります。
子どもは親が思った通りにはなかなか動いてくれません。
「こうしなさい」「ああしなさい」と言っても、子どもは平気でその指示を破ってしまうことが多いでしょう。
そうなると、だんだんと親の余裕もなくなってきて、イライラしてしまうわけです。
余裕がなくなると、どうしてもネガティブな感情が出てきやすくなり、冷静な判断や対応が難しくなります。
ですから、このイライラや余裕のない状態を手放していくことがとても大事で、そのためには自分に余裕を持たせることが必要です。
余裕があると、自然と冷静で温かいコミュニケーションが取れるようになりますし、周囲との関係もより良いものになっていくのです。
セルフコンパッションの重要性
アンガーマネジメントとして「呼吸に意識を向け、イライラを手放す」という手法がありますが、やはり簡単にすべてを手放すことは難しいものです。
瞑想やマインドフルネスを学び、アンガーマネジメントを実践していくことで確かに手放しやすくなるのですが、それ以上に効果的な方法は「自分に余裕を作ること」です。
たとえば、お父様に対応している中で「今、自分には余裕がないな」と気づいたときには、自分をもう少し緩めるように意識してみてください。
自分に優しく接すること、つまりセルフコンパッションを持つことが重要です。
また、瞑想の時間やリラクゼーションの時間を増やしてみるのも一つの方法です。
自分の好きなことに没頭する時間や、マッサージやエステに行く、あるいはトレーニングや趣味に打ち込む時間を設けると、自分の中に余裕が生まれてきます。
そうすると、少しずつ対応も変わってくるでしょう。
そして、対応が変わることで、いくつかの視点を持つことができるようになります。
次に、ぜひ持っていてほしい「4つの視点」についてお伝えしますね。
余裕を持つための4つの視点
①苛立ちの感情を受け入れる
まず1つ目の視点は「苛立ちの感情を受け入れること」です。
イライラを感じているのは、おそらくお父様の健康を心から心配し、お父様を大切に思っているからではないでしょうか。
その苛立ちの感情は、無理に抑える必要はありません。
「私はお父さんのことを心配しているからこそ、イライラしてしまうんだ」と自分で認めてみてください。
このように、自分の感情を否定せず、自然に自分の中にある「愛の感情」として受け入れていくことが大切です。
苛立ちは愛情があってこその反応なんだと気づくことで、自己理解が深まり、感情を穏やかに受け入れられるようになるはずです。
まずはこの苛立ちの感情を「私の愛が反応しているんだな」と受け入れてみてくださいね。
②非批判的なアプローチ
2つ目の視点は「非批判的なアプローチ」です。
おそらく、どこかでお父様に対して批判的な気持ちが現れ、それがコミュニケーションの仕方にも影響しているのではないでしょうか。
これはあくまで仮説ですが、こうした批判的な感情が表に出てしまうと、どうしても伝えたいことがうまく通じなくなります。
こちらの思いが相手に届かないとき、相手が悪いのではなく、自分の伝え方が原因かもしれません。
こうした視点を持つことで、コミュニケーションはよりスムーズになっていきます。
もしかすると、自分が悲観的な言い方や批判的なトーンで伝えてしまっているのかもしれません。
そうした自分の表現を少し客観視し、もし批判的な言い方に気づいたら、「心配している気持ち」をそのまま伝えるようにしてみてください。
「お父さんのことが心配なんだ」「私はそれが嫌な気持ちになるのは、お父さんがとても大切だから」と、率直な思いを柔らかく伝えることです。
確かに、こうした伝え方は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、優しい口調や柔らかなトーン、そして共感を意識することで、お父様も少しずつ耳を傾けてくれるでしょう。
特に共感は何よりも大切です。「寝られないからお酒を飲んでしまう気持ちもわかるよ」といった肯定的な言葉を交えたコミュニケーションは、相手の気持ちに寄り添いながら、こちらの想いも受け入れてもらいやすくなります。
これはコミュニケーションの基本でもあるので、ぜひ意識してみてくださいね。
③行動の背景を理解する
3つ目の視点は「お父様の行動の背景を理解すること」です。
夜に眠れず、お酒を飲むという行動には、身体的な要因だけでなく、精神的なストレスや不安が関係している可能性もあります。
お父様が何か悩みを抱えていたり、心の中で処理できずに外に出せないことがあるのかもしれません。
相談する相手が見つからず、心に秘めたままの思いがあるのかもしれませんね。
そうした背景を理解するためにも、まずは自分に余裕を持ってお父様に接してみてください。
自分に余裕が生まれると、お父様が言葉にできない何かを抱えているかもしれない、といった気持ちで接することができ、共感の気持ちも自然と湧いてくるはずです。
こうした視点を持つことで、「なぜお父様がそのような行動をとっているのか」という背景を理解しやすくなり、接し方にも変化が生まれてきます。
家族の行動には必ず何かしらの理由があるはずです。
その理由に寄り添い、少しでも理解することが、親しい人への思いやりとしてとても大切なことだと思います。
④具体的なサポート方法を模索する
4つ目の視点は「具体的なサポート方法を模索すること」です。
お父様がリラックスできる方法や眠りやすい環境づくりを一緒に考えていくのも良いアプローチかもしれません。
すでに実践されているかもしれませんが、もしまだであれば、一緒にリラックス法を模索するのも良いかと思います。
たとえば、夜のリラクゼーションに役立つ音楽を一緒に見つけたり、リラックス効果のある飲み物を提案してみるのも一つの手です。
私の場合、夜眠れないときには「めぐリズム」のホットアイマスクを使うと、気持ちが落ち着いて意外とすぐに眠れることがあります。
また、医師の助言を仰ぐのも効果的です。
お酒以外の方法でリラックスや睡眠の質を向上させる手段を見つけられるかもしれません。
睡眠薬に対して抵抗を感じることもあるかもしれませんが、睡眠薬を使わない方法も含め、医師からアドバイスをもらうことで、新たな改善策が見つかる可能性があります。
実際に、不眠症が徐々に改善していくケースも多いですので、専門家の視点を取り入れてみるのも良いかもしれません。
まとめ
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