できることを増やすのをやめて、楽しめることを増やす
司会者：JAYさん、おはようございます！宜しくお願いします。
JAY：どうぞ宜しくお願いします！皆さんはどんな朝を迎えていますか？ぐっすり眠れましたか？今日も新しい一日が始まります。まず、朝が来ること自体が当たり前ではないことに気付いてみてください。心臓が動いていたり、呼吸ができたりすることも、奇跡的なことなんです。つい忘れてしまいがちですが、今日は改めてその奇跡に気づいてみましょう。
司会者：確かに、普段当たり前だと思っていることに感謝することが大切ですね。今日のテーマは「できることを増やすのをやめて、楽しめることを増やす」ということですが、どういった内容なのでしょうか？
JAY：そうですね、つい私たちはできることを増やそうとしてしまいますよね。子供の頃から成長しなければならない、もっと向上しなければならないと思ってきたから、今でもその思いが強いんです。成長することや向上することは素晴らしいことだと考えがちですが、果たしてそれが本当にそうなのでしょうか。
司会者：確かに、成長や向上という言葉は非常にポジティブな印象を与えますが、それが本当に必要なのか、考えることはあまりありませんね。
JAY：そうなんです。向上心があることが良いとされるのは、ほとんど無意識のうちに私たちに刷り込まれています。「向上していくことがいい」「成長することがいい」という前提が当たり前になっていますが、それが本当に正しいのか、考え直してみる必要があると思います。昨日もお話ししたように、今ここにいる自分を大切にすることが重要です。変わりたい、向上したいという気持ちが自己否定から来ていることが多いんです。
司会者：自己否定が成長欲求に繋がっているというのは、少し驚きですね。
JAY：そうですね。多くの場合、変わりたい、向上したいという気持ちは、自己否定から来ています。しかし、それに気づいて、自分を無理に変えようとするのではなく、今の自分を受け入れて楽しむことが大切です。成長や向上を求めるあまり、できることを増やそうとしてしまっていませんか？その代わりに、楽しめることを増やすことに意識を向けてみてはどうでしょうか。
司会者：JAYさん、子供の頃から「できることを増やすことが正義で、良いことだ」と教えられてきましたが、その考えについてどう思いますか？
JAY：そうですね、私も同じように、できることを増やすことが正しいと思っていました。おそらく、あなたもそう感じているのではないかと思います。でも、よく考えてみると、楽しめることを増やしていく方が、心が豊かになり、人生がもっと豊かになるのではないでしょうか。好奇心を持って、面白そうだと思うことに取り組むことで、日々の時間が楽しいと感じられる瞬間が増えていきます。
司会者：楽しむことに焦点を当てることで、人生がより充実したものになるということですね。
JAY：そうなんです。できることを増やすために、何か嫌なことを我慢して継続する必要が本当にあるのか、歯を食いしばって努力することが本当に必要なのか、考えてみてください。私たちはいつ終わるか分からない人生を生きています。五感を使って楽しむ時間があとどれくらい続くかも分からない中で、他人の評価を得るためにできることを増やすことが、本当に必要なのでしょうか？
司会者：確かに、他人の評価のために自分を犠牲にすることが、本当に意味があるのか考え直す必要がありそうですね。
JAY：そうですね。他人から「すごいね」と言われるために苦しい思いをしてまで頑張る必要があるのか、ということです。それよりも、自分自身が心から「いいな」と感じる時間を増やすことの方が、人生の豊かさが増えると思います。ただし、これが正解だというわけではありません。あくまで一つの視点、提案として受け取ってほしいんです。最終的には、どう生きるかは自分で決めることだからです。
司会者：自分自身で選ぶという視点を持つことが大切なんですね。
JAY：その通りです。これを聞いた後に、「それでも人から認められることを大事にしたい」と思うのであれば、それも素晴らしい選択ですし、そのために努力することも良いことです。大切なのは、自分で選んでいるという意識を持つことです。話を戻しますが、できることを増やすのをやめて、楽しめることを増やすことで、人生はもっと豊かになるという一つのアイデアをお伝えしています。
司会者：JAYさんも、そのアイデアを大切にして生きていらっしゃるんですね。
JAY：そうです。私はかつて他者の評価を気にして、認められることを目指して生きていました。それが大切なことだと思い込んでいたんです。成果を上げるために努力し続けることが、正しい道だと信じていましたが、どこかで「これではない」と感じ始めたんです。
司会者：JAYさん、最近の体験から「できることを増やすのをやめて、楽しめることを増やす」ことの大切さについて、改めて感じたことがあるとおっしゃっていましたね。
JAY：そうなんです。最近、こうした考えに触れる中で、「そうだよね」って思える体験をたくさんしました。自分が本当に心から喜ぶことを追求するようになってから、人生の質がぐっと上がった気がしています。先日、長女がパター大会に出たいと言って、私も一緒に行ったんです。小学校の運動場で行われる、親子で楽しむようなゲームで、みんなでワチャワチャしながら楽しむイベントでした。
司会者：それは楽しそうですね。でも、JAYさんは最初どう感じましたか？
JAY：最初は正直、20個も同じようなコースをこなすのかと思って、「これか」と思いました。でも、長女が楽しそうにやっているのを見ていると、子供って本当に楽しむ天才だなと感じました。彼女はただその瞬間を楽しんでいて、何の疑問も持たずにやっているんです。それを見ていると、私もつい「こうやってやればもっと上手くいくよ」と教えたくなってしまったんです。
司会者：つい、親として教えたくなる気持ち、わかりますね。
JAY：そうなんです。でも、その瞬間に気づいたんです。なぜ私は「うまくやる方法」を教えようとしているのだろうか、と。私の中には「うまくやった方がいい」「勝った方がいい」という観念が染み付いているんですよね。でも、彼女はただ楽しんでいるだけで、それがすごく大事なことなんです。だから、私は教えるのをやめて、ただただ応援することにしました。
司会者：その結果、長女さんはどのように感じたのでしょうか？
JAY：彼女は「めっちゃ楽しかった！またやりたい！」と言ってくれました。これが本当に大事だと感じました。楽しいからまたやりたい、そのシンプルな気持ちこそが大切なんです。彼女には「もっと上手くなりたい」「勝ちたい」というエネルギーはなく、ただ楽しみたいという気持ちだけがありました。でも、それを続けることで、結果的に上手くなっていくんですよね。
司会者：楽しむことが、結果として成長や上達に繋がるということですね。
JAY：そうです。そして、それが結果的に誰かに認められることになるかもしれませんが、それはあくまで結果であって、彼女の目的はただ楽しむことなんです。それを私は、つい遮ろうとしてしまったんだなと反省しました。でも、逆に言うと、私たち大人もそうやって育ってきたので、勝つことや認められることを重視する観念が自然と染み付いています。それ自体が悪いことではないんですけど、今、こうして別の視点を持てるようになったことも素晴らしいことだと思います。
司会者：その視点を持つことで、人生がもっと豊かになるということですね。
JAY：はい、そうです。これまでの経験や観念も決して無駄ではなく、それがあったからこそ、今の自分があるんです。でも、これからは楽しめることを増やすことに意識を向けることで、さらに人生を豊かにしていけると思っています。
司会者：JAYさん、楽しむことの大切さについて、さらに深くお話しされていますね。特に、自分を苦しめていたり、もっと人生を全開にしたいと思う人に向けたメッセージが響きます。
JAY：そうですね。もし、自分が苦しんでいたり、もっと人生を全開にしたいと思うなら、一旦その重荷を手放してみることが良いかもしれません。楽しむことこそが、実はとても大切なんです。そして、何度も言いますが、1日この瞬間を楽しんでいくことによって、結果的に素晴らしい変化が起きるかもしれません。気づいたら知識や経験が増えて、周りから「教えて」と言われるようになるかもしれませんし、すごいねと言われるかもしれません。
司会者：でも、その「すごいね」という評価を求めているわけではないんですね。
JAY：そうなんです。もちろん、すごいねと言われるのは嬉しいですが、それが目的ではないんです。自分の軸をしっかり持ちながら、今この瞬間を楽しみ、大切に過ごすことが大事なんです。そうしていくうちに、自分自身の軸がしっかり定まって、他人の評価に左右されることなく、自分がどう感じているかが重要になってきます。そして、1日1日を「素晴らしい」「楽しい」「いいな」と思いながら過ごせるようになると、気づいたら現実が変わっているかもしれないし、そうでないかもしれない。でも、それはどちらでも良いという感覚になれると思います。
司会者：まさに、自分自身の感覚を大切にしながら、日々を過ごすことが重要なんですね。
JAY：その通りです。ですので、できることを増やすのを一旦やめてみましょう。そして、楽しめることをどんどん増やしてみてください。些細なことで構いません。例えば、どのカフェを選ぶかとか、普段は行かないけど今日は心が求めている場所に行くなど、そうした小さな選択を大事にしてみてください。そして、その選択を実現するために、あなたの賢い頭を使って、どうすればそれが可能かを考えてみてください。そして、実現していきましょう。
司会者：小さな選択を大切にして、自分の思いを実現していくことがポイントですね。
JAY：そうです。どんどん自分の小さな望みを叶えてあげてください。楽しいな、幸せだな、心地いいなと思えることを優先して選びながら1日を過ごしてみてください。今日はそんな一日をイメージして、スタートさせましょう。今日もあなたにとって素晴らしい一日になりますように。いってらっしゃい。
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