イマココとは?
司会者:JAYさんこんにちは、今日はよろしくお願いします。
JAY:ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
司会者:今日は「今ここ」についてお話しいただけるとのことですが、どういった内容でしょうか?
JAY:そうですね、「今ここ」というのは、自動思考を手放す方法についてお話しした際にも触れた、マインドフルな感覚のことなんです。
日常生活では、忙しく過ごしていると、どうしても「今ここ」にいない時間が多くなってしまいますよね。
思考に没頭していると、感覚を感じ取ることが難しくなってしまうんです。
司会者:なるほど、確かにそうですね。では、「今ここ」にいる感覚を取り戻すためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
JAY:その点については、「五感を使って感じる」ということが重要です。
今、ここで五感を使って何かを感じると、思考から離れることができるんですよ。
これは以前もお話ししましたが、五感を使って「今ここ」にいる時間を増やすことで、マインドフルな感覚がより深まっていきます。
ですので、ぜひこの21日間の間は、「今ここに居続ける」練習をしてほしいんです。これを具体的にどう進めていくかについて、もう少し深掘りしていきたいと思います。
司会者:具体的な方法について、もう少し教えていただけますか?
JAY:もちろんです。例えば、今あなたが僕の声を聞いている状況を想像してみてください。
もし、突然耳が聞こえなくなってしまったらどうでしょうか?
音が何も聞こえなくなってしまう状況を考えてみてください。
何も聞こえない、完全に静まり返った世界。
僕の声も、大切な人の声も、音楽も、自然の音も、すべてが聞こえなくなってしまったら、どんな気持ちになるでしょうか?
司会者:音が聞こえなくなる状況を想像すると、どんな気持ちになるか・・・確かに
JAY:そうですね、音が何も聞こえなくなって、しんと静まり返った状態が続くとしたら、本当に寂しくて、孤独な気持ちになると思いますよね。
全ての音が消えてしまうわけですから、立ち直るのは非常に難しいことだと思います。
例えば、もしあなたが大きな金額、例えば5000万円を持っていたとして、それを使えば聴力が回復すると言われたらどうでしょうか。
ほとんどの人は、そのお金を惜しまずに出してでも、聴力を取り戻したいと思うでしょうね。
「いや、5000万円の方が大事だから、出しません」という人は、居ない思います。
それほど、音が聞こえるという体験、聴覚という機能には、計り知れない価値があります。
それは大金以上の価値があるものであり、いくらの金額と比べても、音が聞こえるという体験の方がはるかに大切です。
あるいは、視覚のことを考えてみても同じです。
もし視力を失ってしまったとしたら、どんな手を使ってでも視力を取り戻したいと強く願うでしょう。
でも、私たちは毎日こうやって音を聞いたり、物を見ることができるということを、当たり前のこととして受け入れていますよね。
こうした大切な体験の価値を、普段の生活ではついつい忘れてしまいがちです。
司会者:JAYさん、私たちは普段、聴覚や視覚のありがたさについてあまり考えないですよね。
JAY:本当にそうなんですよね。
「聞こえるってありがたいな」「見えるって素晴らしいな」って、なかなか普段は意識しませんよね。
それよりも、お金がないとか、仕事がうまくいかない、人間関係や家族関係の問題、
たとえば「主人がむかつく」とか「子供がこう言って困っている」とか、そういう悩みに意識が向きがちです。
それは当然のことなんですが。
でも、少し立ち止まって気づいてほしいんです。
実は、今見えていることや聞こえていることの方が、よっぽど価値があるということに。
そして、私たちはその大切なことを当たり前だと感じてしまっているんです。
当たり前に思うということは、感謝の気持ちが薄れている証拠なんですよね。
「ありがとう」という言葉は、「あることが難しい」と書くとよく言われますが、つまり感謝の反対は「当たり前に思うこと」なんです。
だから、感謝が出てこないんですよね。
けれど、「今ここ」にいると、こうした感覚に気づくことができるんです。
視覚の素晴らしさ、聴覚の素晴らしさ、そして自分の体温を感じることの素晴らしさ。
これらはすべて、当たり前ではなく、奇跡のような出来事なんだということに気づけるんです。
なぜこれが奇跡かというと、今までの人生で、聴覚を失うような事故や病気に見舞われなかったからこそ、今もこうして音が聞こえているんですよね。
これがただの偶然で続いているわけではなく、たまたま私たちが生まれて、こうして音を聞けているという体験自体が、奇跡的なことなんです。
司会者:JAYさん、私たちが今ここに存在していること自体が、本当に奇跡のような出来事なんですね。
JAY:まさにそうです。たとえば、私の両親も社内恋愛をしていたと聞いたことがありますが、それも偶然の産物なんですよね。
おそらく父が声をかけたことがきっかけだったのでしょう。
もし、そこで父が母に声をかけていなかったら、デートに誘っていなかったら、私はこの世に生まれていないわけです。
さらに遡ると、父の両親、つまり私の祖父母が出会ったからこそ、父が生まれたわけです。
そしてそのまた祖父母…と、家系は逆三角形状に広がっていきますよね。
この中で、もしどこかのご先祖様が一人でも欠けていたら、私は存在していなかったかもしれないんです。
つまり、私たちが今こうして存在しているのは、とんでもなく低い確率の中で生まれた奇跡のようなものなんです。
そして、その奇跡の延長線上で、今私たちはこの瞬間を過ごしている。
それ自体が、あり得ないことが起こっている証拠なんです。
でも、私たちはそのことをすっかり忘れてしまっていることが多いですよね。
だからこそ、この21日間を使って「今ここ」に戻ってくることが大切だと思います。
そして、聞くという体験がどれほど素晴らしいものか、ぜひもう一度思い出してほしいんです。
音楽って「音が楽しい」と書きますが、「今ここ」に戻ってくると、全てが満たされていて、本当はこれ以上何も求める必要がないことに気づくんです。
ただ、ついつい思考が優位になってしまうと、あれも欲しい、これも欲しいと欲望が湧いてきますよね。
その結果、誰かと自分を比較して不安に感じたりもしますが、ちょっと待ってください。
「今ここ」に戻ってきて、五感を使ってみましょう。
目の前に広がる美しい景色を見るという視覚体験、これもまた、もし視力を失ってしまったら見えなくなってしまうものです。
味わうという体験、触れるという体験、たとえば愛する人や子供に触れるという体験。
これらすべては、今ここにしか存在しない、とんでもなく貴重な価値があります。
にもかかわらず、私たちはお金を得るために、自分の時間や自分自身を犠牲にしてしまいがちです。
もちろん、そうやって思考して、頑張って生きていくことも大切です。
しかし、いつでも「今ここ」に戻ってくることで、この尊い体験ができるのです。
だからこそ、「今ここ」というのは、五感をフルに活かして、今この瞬間を感じるという体験の素晴らしさに気づけることなんです。
司会者:JAYさん、ついつい私たちは他人と自分を比較したりしてしまいがちですよね。
それも思考の一つの機能だと思いますが、どうすればその考えを手放して「今ここ」に戻ってくることができるのでしょうか?
JAY:そうですね、比較や思考は確かに私たちにとってある種の機能として働いていますが、少しその思考を手放して「今ここ」に戻ってくる体験を、この21日間で増やしていきましょう。
そうすると、何かしらの変化が自分の中にしっかりと感じられる瞬間が訪れると思います。
その時に、本当に「素敵だな」と心から感じることができるんです。
ですから、今日はその五感に意識を向けて、今日からの生活に取り入れてみてください。
そして、今日という日は、私たちにとって一番若い日でもあります。
明日には一日年を取るわけですから、今日を大切に過ごしましょう。
人生はいつ何が起こるかわかりませんから、頭の中でモヤモヤと悩んでいる時間も、結局は限られたものです。
だからこそ、今という体験に意識を向けて、今を丁寧に大切に過ごしてみましょう。
そして、今に感謝の気持ちを抱いて、少しでも余裕があるときには、周りの人たちにも感謝を伝えてみてください。
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