ストレス社会を生き抜く鍵は“聞いてもらう力”にあった
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます、JAYです。
さて、今日も朝の時間くらいは「いい気分でただ過ごす」ということを意識してみましょう。
「おはようございます」と言ってはいますが、実はこれを録音しているのは前日の夜なんです。
朝早く起きられないので、少し早めに録音して、朝に配信しようという魂胆で録っています。
朝にこの音声を聞いてくださっている方、本当にありがとうございます。
この音声を聴いている間くらいは、ぜひ「いい気分でただ過ごす」ということを意識してみてください。
放っておくと、頭の中ってすぐに扁桃体とかが反応して、未来の否定的なことや心配ごとを思い浮かべたり、あるいは過去の嫌なことをぐるぐる考えたりしがちですよね。
私たちの頭の中って、だいたい未来に行ったり過去に行ったりしてしまうものです。
「今ここ」に意識を置くことがなかなか難しいんですよね。
でも、どうせいろいろと思考をするなら、せっかくなら「いい気分のこと」や「前向きなこと」を思考して、そんな風に過ごしてみてくださいね。
ビジネス向けマインドフルネスに挑戦中
さて、今ですね、ビジネス向けのマインドフルネス実践プログラムというものを作っていまして、いろいろ収録をしているんです。
でも、どうも納得がいかなくて、何度も取り直したりしています。
そしてそのプログラム自体も、もう少しいいものを作れないかなと思って、苦戦しているところでもあります。
そういった状況もあって、「今、本当に何が必要なのかな」と思い直したんですね。
そこで、マインドフルネスや瞑想に関するアンケートを取ってみました。
200人を対象にアンケートを実施したんです。
お金を払ったらアンケートがとれます。
無作為に選んだ200名の方に、いろいろな質問をしてみました。
さあ、ここで問題です。
200人中、瞑想をしたことがある人って何人くらいだと思いますか?
これがですね、意外な結果が出てきたんです。
継続がカギ、でも難しい瞑想の実践
200人の中で、瞑想をしたことがある人はなんと…91%、すみません、91人。
つまり45%の方が「瞑想をしたことがある」と答えてくださいました。
これ、すごくないですか?
私が始めた「早朝瞑想ラボ」というものがありますが、これは2020年、ちょうどコロナが始まる直前くらいに立ち上げたんです。
その頃は、瞑想をやっている人なんて本当に少なかったんですよ。
でもやっぱり、コロナ以降、多くの方がその良さに気づいて実践されたんだなというのが、今回のアンケート結果からも伝わってきました。
ただですね、瞑想を「継続できている」という人になると、そこから数字がぐっと下がるんです。
継続して瞑想をしている人は、たったの15名。
つまり、200人中の7.5%。四捨五入しても8%です。
やっぱり継続って難しいんですよね。
瞑想の継続って、本当に難しいと思います。
ちなみに、「瞑想についてちょっと気になっている」「興味がある」と答えた人は何人くらいいると思いますか?
200人中、48名。
つまり24%の方が「ちょっと興味がある」と感じているんですね。
100人中24人、10人中なら2〜3人が興味を持っているという計算になります。
でも、日本って本当に、メンタルの健康についてはまだまだ遅れているなと感じます。
アメリカと日本のメンタルヘルス意識の差に気づいたこと
私、実は毎日アメリカ人の先生と英語のレッスンを受けているんです。
将来的には、英語で瞑想を伝えられたらいいなぁなんて思っているので、英語の練習も兼ねて続けています。
そして、先生たちにいろいろと質問もしているんですね。
アメリカ人の先生や、他の国籍の先生などいろいろな方がいるので。
最近よくする質問があるんです。
それは、「アメリカでは、瞑想やマインドフルネスってどのくらい浸透しているのか?」ということ。
研究もしたいと思っているので、現地の感覚を知りたくて聞いてみたんです。
すると返ってくるのは、「みんな知ってるよ、当然のことだよ」といった反応なんです。
私が「日本では瞑想やってる人なんて、ほんの数パーセントだよ」と伝えると、「え?そうなの?びっくり!」っていう感じで驚かれます。
アメリカでは特に“メンタル”をすごく大事にしているという感覚が根付いていて、メンタルを整えることや鍛えること、自分で管理することがとても大切にされているんです。
だから、企業などに行くと普通にカウンセリングルームがあって、気軽に利用できるようになっています。
日本人の場合、職場で「ちょっとカウンセリング行ってきます」なんて言ったら、「え?どうしたの?何か悩んでるの?」って聞かれそうですよね。
でも、人間って誰しも悩みがあるし、メンタルが弱くなる時期もあります。
落ち込んでなかなか立ち直れないこともある。
そういうとき、日本人はどうしても一人で抱え込んでしまいがちなんですよね。
でもアメリカでは、それが“普通じゃない”という文化がある。
アメリカが良いとか悪いとか、そういう話ではなくて、やっぱり“アウトプットすること”の大切さ、つまり自分の心の内側を言語化して、誰かに聞いてもらうことで手放していく、ということを自然と知っているんです。
そういうことを、学生のうちから学ぶんですね。
日本では、心の扱い方を学ぶ機会ってなかなかありません。
でもアメリカでは、カウンセリングルームが身近にあって、みんな普通に通っている。
だから、マインドフルネスも当たり前のように実践されているんです。
「10人いたら、どのくらいの人がやってるの?」と聞いたら、「7人か8人はやってるよ」と言われました。
ほとんどの人がマインドフルネスをやってる、っていう感覚なんですね。
一方で、日本で瞑想をしている人は、先ほども言ったようにアンケート結果では7.5%。
しかもこれは、オンラインでアンケートに答えられるような、ある意味意識の高い層が対象です。
それでも7.5%なので、全体で見たらもっと割合は下がるのではないかと思っています。
だから、まだまだ日本でメンタルヘルスの考え方や瞑想の普及が進むには時間がかかるし、なかなか浸透しにくいというのが現状なんだなと、今回のことで改めて実感しました。
「心の内側を話す」という日常があたりまえになるように
みんなが、心の内側をもっと自然に話せるようになったら、本当に素敵だなって思うんです。
たとえば、悩んでいるとき、自分の心が沈んでいるとき、「ちょっと聞いてもらえますか?」って言える相手がいること。
モヤモヤして毎日がつらい、そんなときに「いま、こういうことで苦しいんです」って話せる場所や相手がいることって、本当に大切ですよね。
もし、そういう相手が身近にいないなら、カウンセリングを受けるという選択肢もぜひ考えてみてほしいんです。
最近は、有料でもすごく手軽なサービスがたくさんあります。
どこかで、だれかに「聞いてもらう」ことで、自分の心がふっと軽くなることってありますよね。
そして、聞いてもらうことによって、共感してもらうことによって、私たちの心の“回復力”……いわばレジリエンスが高まることも、研究でわかってきています。
その体験を繰り返していくことで、心は少しずつトレーニングされ、鍛えられていくんです。
だからぜひ、そんなふうに「心を大切にする」という習慣を持ってみてください。
そして、マインドフルネスや瞑想も、無理のない範囲で継続してみてください。
続けることで、本当にパフォーマンスも上がっていきますし、自分自身のメンタルも、集中力も、少しずつ鍛えられていきます。
精神的にも健やかになりますし、結果的に体の健康にもつながっていくんですね。
夜もぐっすり眠れるようになったり、ストレスが軽減されたりして、心と体の両方がハツラツとしていくのを実感できます。
大体の病気は、ストレスから来るともいわれています。
その大元であるストレスを手放していくこと……それが、あなたの人生をもっと彩り豊かなものにしてくれると思います。
ぜひ、少しずつでいいので、試してみてくださいね。
今日も、あなたにとって素敵な一日になりますように。
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