失うことへの恐れと向き合う
音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽
おはようございます、JAYです。
今日も朝から「いいことだけ」を思い浮かべながらスタートしていきましょう。
皆さん、楽しいことを考えていますか？
朝起きたばかりの時間くらいは、つい仕事のことなどシリアスな話題を考えるのをやめて、ポジティブな気持ちに切り替えてみてくださいね。
さて私は今、新横浜の東横インの布団の中からこの収録をしています。横になったままで失礼いたします。
昨日は後輩の結婚式があったのですが、夕方6時から始まる挙式というなかなか珍しい体験をしてきました。
招待状を見たときに、「えっ、こんな遅い時間に？」と思わず驚きましたが、どうやら「ナイトウェディング」という形式らしいです。
会場へ行く前に、「おそらく終電には間に合わないだろう」と予想して、新横浜にある東横インに宿泊することにしました。
実は東横インに泊まるのはこれが初めてだったのですが、思いのほか快適で驚いています。
部屋は一人で使うには十分広く、ベッドも広々、しかも朝食付き。
こういう気軽なホテル滞在もたまにはいいものですね。
諸行無常に学ぶ、生成と消滅の観察
今日は、特別瞑想会という機会でお話しさせていただきました。
自分が主催している「早朝瞑想LABO」で企画したもので、朝5時45分から私が誘導瞑想を行い、その後30分ほどマインドフルネスについての講話をするという流れでした。
実を言うと、今朝は昨日後輩の結婚式の二次会に参加していたのもあって少しだけ睡眠不足だったんです。
新郎新婦と私、そしてもう一人の4人で深夜2時半くらいまで一緒に過ごしました（笑）
二次会が終わった後も、部屋に戻ってシャワーを浴びたりして結局寝たのは3時半頃。
そこから5時に起きて、睡眠は約90分。
それでも驚くほどすっきり起きられたんですよね。
これはサーカディアンリズムのおかげなのかもしれません。
睡眠の周期が整っていると、短時間でも質の高い睡眠が取れるのだなと実感しました。
そして朝の瞑想会では、「ヴィパッサナー瞑想」についてお話ししました。
この瞑想は「生成と消滅を観察する」という教えに基づいています。
一見すると難解なようですが、この教えの核心は非常にシンプルです。
全ての物事は生成し、変化し、そして消滅していく、つまり「諸行無常」だということ。
私たちは永遠に変わらないものを求めがちですが、実際には全てのものが変化し続けています。
それがこの世の本質であり、そこに執着しないことが大切だと説いています。
例えば私たちの人生や命もそうです。
数十年前に「生成」し、時間とともに「変化」し、やがて「消滅」へと向かう。
この循環の中で生きる私たちにとって、大切なのはその瞬間瞬間の変化を受け入れ、その尊さに気づくことなのです。
このような瞑想の教えを皆さんと共有できた今朝の時間は、とても充実したひとときでした。
失うことへの恐れと向き合う
もともとは何もなかった私たちの肉体や精神。
それが「ある」という状態になると、そこに執着が生まれるのが自然な流れですよね。
「死にたくない」
「失いたくない」
「傷つけたくない」
例えば、もし視力を失うことになったら、耳が聞こえなくなると言われたら、とても恐ろしいと感じるはずです。
それは、自分が持っているものに強い執着があるからなのです。
しかし、お釈迦様はこうおっしゃっています。
「全ての苦しみは執着から来るのだ」と。
私たちは、この執着が苦しみの原因になることを知りつつも、やはり手放すことができません。
それが人間の本能だからです。
例えば、
「あれが欲しい」
「これを手に入れたい」
「この人と一緒にいたい」
「この肩書きやステータスを失いたくない」
といった気持ち。
どれも、今あるものを守りたいという強い思いが執着として現れています。
もちろん、執着そのものが悪いわけではありません。
むしろ、それが自分を前向きにさせるエンジンになることもあります。
でも、多くの場合、それが満たされなかったり、失う恐れが現れた時に苦しみを生むことがありますよね。
特に恋愛ではその傾向が顕著です。
大切な人を失うことへの恐怖。
その人が去った後も、何度もその場面を思い出してしまうこと。
執着が生む感情の激しさに苦しむこともあるでしょう。
ただ、もしその執着が自分自身を苦しめていると感じるなら、一度緩めてみることも選択肢の1つではないでしょうか。
それが心に余裕をもたらし、執着から少しだけ解放されるきっかけになるかもしれません。
そして、執着そのものが人間らしい感情の一部であり、それを受け入れることもまた、愛おしい人間らしさの一つだと感じます。
執着を手放す勇気を持つこと、それが心の平和へとつながる大切な教えであるように思います。
感動のナイトウェディング！
それにしても昨日は本当に素晴らしい結婚式でした。
新婦のお友達にはプロのミュージシャンもいらっしゃって、生バンドの演奏がとても印象的でした。
その方が歌う歌詞が心に深く響き、思わず涙が出そうになりました（ ; ; ）
この時期ならではのクリスマスソングも生演奏で披露され、まさに特別な空間でしたね。
結婚式のクライマックスであるご両親との言葉の場面では、すっかり親目線になってしまいました。
というのも自分には娘がいるので、いつか娘たちの結婚式を迎える日が来るんだな、と考えながら感慨深い気持ちで見ていましたね。
挙式の最初から、胸が熱くなる瞬間が何度もありました・・・
お父さんはどんな思いで娘を送り出しているのだろう、と想像すると涙がこぼれそうでした。
結婚式というのは本当に幸せな空間ですね。
この年齢になると友人たちの結婚式に呼ばれる機会は少なくなりましたが、今回は後輩の結婚式に参加することができて、とても貴重な経験でした。
またこうした場に呼ばれる日を楽しみにしています。
さて、私はこれから京都に戻り、明日から中国の大連へ行く予定です。
次回の配信はおそらく中国からお届けすることになると思いますので、どうぞ楽しみにしていてください。
それでは、今日もマインドフルな1日をお過ごしください。
いってらっしゃい！
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