「常にマインドフル」は間違い?実践の本当の目的とは
音声配信を文字起こしをしています
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おはようございます!JAYです。
今日はハノイにある、ベトナムで最も有名なカフェの一つ「ハイランドコーヒー」に来て収録しています。
ベトナムでは、人々の声がとても大きいんです。
街を歩いていると、至るところでカラオケが流れ、大音量のBGMが響いています。
これがベトナムの特徴なのか、それとも日本が静かすぎるのか……
正直なところ、よく分かりません。
日本人はどちらかというと、ひそひそ話すことが多いですが、ベトナムでは10人ほどが集まると、驚くほどの大音量になります。
日本人の僕からすると、かなりノイジーに感じることもありますね。
今いるカフェでも、周りの人々の声が大きく、BGMもかなり響いています。
もしかすると、録音に雑音が入ってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
ということで今日はご質問いただいておりますので回答したいと思います。
マインドフルネスの実践をして良い方向に向かっているような感じがしています。マインドフルネスな状態をキープして、仕事で指摘されてもプラスに捉えられるようになるにはどのように行動していいかなと思っています。この時点で今を感じていないということなのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
マインドフルネスを実践すると生じる”気づき”の落とし穴
マインドフルネスを実践していくと、「今ここ」にいない時間に驚くほど気づくようになります。
普段の生活の中で、「自分は今ここにいるか?」なんて意識することはほとんどありません。
だからこそ、実践するまでは気づきもしなかったのに、いざマインドフルネスを始めてみると、「あ、今ここじゃないな」と感じる瞬間が増えていくんですね。
何かを考え始めると、「あ、今マインドフルじゃないな」と自覚できるようになる。
しかし、そこまで実践が進んでくると、逆に「また今ここじゃない、また逸れてしまった」と気にしすぎてしまい、ドツボにはまってしまうことがあります。
ぐるぐると考え込んでしまい、余計に悩んでしまう……
これは、マインドフルネスを続けていると時折起こることなんです。
マインドレスも大切?バランスの取れた実践法とは
けれども、実はそこまで気にする必要はありません。
そもそも、人間が社会生活を営んでいく上で大切なのは「マインドレスな状態」なんです。
例えば、仕事をする上で未来を予測したり、不安を感じたり、過去の経験を振り返って改善しようとすることは、とても重要です。
目標を設定し、計画を立てることも必要ですよね。
もしそれが全くなかったら、人間ではなく動物のようになってしまいます。
つまり、「マインドレスな状態」は決して悪いものではなく、むしろ必要なものなんです。
ただ、もしその状態が自分を苦しめているとしたら……
例えば、未来の不安や過去の失敗を何度も繰り返し考え、ネガティブになってしまっているのであれば、そこから手を放す練習をしよう、というのがマインドフルネスです。
「ずっと永遠に今ここを感じ続けること」が目的ではありません。
それでは、むしろ動物や小学生低学年のような状態になってしまうんです。
大切なのは、マインドレスな状態に飲み込まれて苦しまないよう、意図的に「今ここ」を作る練習をすること。
そうして、必要なときにマインドフルな状態になれる力を鍛えていく……
これこそが、マインドフルネスの実践なんです。
マインドフルであることを目指さない…選択できる力を鍛える
つまり、マインドフルネスの実践によって「選択できるようになること」こそが大きなメリットなのです。
常にマインドフルな状態を維持し続けることが目的ではありません。
もし、「マインドフルネスを実践しているのに、うまくできない」と思い始めてしまうと、自分を責めるようになり、本末転倒な状態に陥ってしまいます。
でも、未来に向けて計画を立てたり、思考を巡らせること自体は決して悪いことではありません。
それはむしろ、社会生活を営む上でとても大切なことなのです。
だからこそ、「マインドレスな状態=ダメ」という考え方をする必要は全くありません。
もし、それによって自分が苦しんでいるなら、手放す練習をしてみる……
それがマインドフルネスの実践です。
このことを理解した上で、無理なく続けていくことが大切ですね。
ということで、ご質問ありがとうございました。
今日もマインドフルな一日を過ごしていきましょう。
ありがとうございました!
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