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JAYのマインドフルブログ

大自然で瞑想をしている男性

音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽

おはようございます、JAYです。

今日もASK JAYにご質問をいただきましたので、しっかりとお答えしていきたいと思います。

瞑想初心者ですが、これから続けていこうと思っています。ヴィパッサナー瞑想の導入について教えてください。

思考が浮かんだら、鼻の入りうちの空気が入ってている感覚に意識を向けてみるという感じで瞑想を行ってみました。

慣れるまでは、思考が浮かばないように呼吸に意識を向け続ける方法でも良いのでしょうか。

また、周りの音を感じるということは、瞑想思考が浮かんでいる状態でしょうか。

まとまらない文章ですいませんが、よろしくお願いします。

このようにご質問をいただきました。

ヴィパッサナー瞑想の観点からお答えしますと、まず最初の段階では呼吸に意識を向けるというシンプルな方法から始めるのが良いと思います。

執着からの解放

ただ、ヴィパッサナー瞑想の本質は「生成と消滅を観察する」ことにありますので、思考が浮かんだ時には、それを無理に呼吸へと戻すのではなく、徐々にですが、その思考がどのように生まれ、変化し、そして消えていくのかを観察するのが大切です。

瞑想中に思考を観察しようとした途端に、思考が止まってしまうことが多いですが、これは自然な現象です。

思考に気づき、その後、自然に消えていくまでの過程を観察しようと意識した時点で、ほとんどの場合その思考は続かなくなり、自然と呼吸に意識が戻っていく流れになるかと思います。

この感覚は実際に瞑想を続けることで徐々に理解できるものですので、根気よく取り組んでみてください。

また、ヴィパッサナー瞑想では、生成と消滅の対象は思考だけに留まりません。

例えば、何か動きたいという衝動や、頭が痒くて掻きたいと思う欲求、あるいは足がしびれていると感じる感覚など、様々な感情や感覚が生成されては消えていきます。

すべての物事は無常であるという体験を通じて、「執着する意味がない」ことに自然と気づけるようになるのです。

ネガティブな思考や感情を手放す

日常生活の中で、ネガティブな思考やさまざまな感情が湧き出てくることがありますね。

例えば、「嫌だな」「痛いな」「悲しいな」と感じることもありますが、これらもすべて私たちの思い込みで生成され、そして消滅していくものです。

ヴィパッサナー瞑想では、こうした感情の生成と消滅を観察することで、より大きな視点で物事を捉えられるようになり、冷静に判断する力も養われていきます。

そして執着を手放せるようになると、自然とこれらの苦しい感情も感じなくなり、禅でいう「苦」というものから解放されるのです。

「苦」というのは、自分ではコントロールできないような状態や思い通りにならない状況を指しますが、ほとんどの物事は私たちの思い通りにはいきません。

そのため、多くの人がこの「苦」に苦しむわけですが、禅の教えでは、そもそも執着を手放すことで、私たちはより幸せで自由に生きられるとされています。

また、「周りの音を感じるということは、瞑想において思考が浮かんでいない状況でしょうか?」というご質問についてですが、音を感じているというのは、すでに思考しにくい状態にあります。

完全に思考が止まっているわけではないにしても、何かを「感じている」瞬間に意識を向け、五感を通して今この瞬間を感じている状態では、自然と思考が生じにくくなります。

まとめ

ですので、周りの音にじっくりと耳を傾けているときは、自然と思考が働きにくくなるものです。

逆に、思考にとらわれていると、今ここにある五感を感じることが難しくなります。

したがって、周りの音を感じているときは、思考を手放し、今に意識が集中している状態に近いのではないかと思います。

このような回答でお役に立てると幸いです。

ぜひ、瞑想を日常に取り入れていただきたいと思います。

特に私自身、瞑想の実践を通じて自分の中の執着を手放し、心をより自由に保つことで、自分の本当の思いを叶えていける状態を築けると感じています。

どうぞ続けて取り組んでみてください。

この世の「無常」というものがどんなものか、一緒に体験していければと思います。

今日も貴重なご質問をいただき、ありがとうございました。

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