断るのが苦手なあなたへ
音声配信を文字起こしをしています
▽ ▽ ▽
おはようございます、JAYです。
今日はハノイからお届けしていますが、外は雨が降っています。
皆さん、雨音が聞こえますか？
静かな朝を迎えていますが、皆さんはいかがでしょうか。
朝の習慣はどうですか？
もし朝一番にスマホを触ったり、ネガティブなことを考えたりしているなら
ぜひその習慣を変えてみましょう。
朝は私たちの思考パターンを大きく左右する時間です。
朝は、潜在意識にアクセスしやすいトランス状態になりやすい時間帯なんです。
だからこそ、朝に何をするかが非常に重要です。
この音声を聞きながら、ぜひ心の中の変化を感じてみてください。
相手を優先しすぎてしまう繊細なあなたへ
さて、今日は「相手の気持ちを考えすぎて断れない自分を変える方法」
というテーマでお話ししたいと思います。
特に、少し繊細なあなたに向けてのメッセージです。
繊細な人は、どうしても相手の気持ちを考えすぎてしまうことがありますよね。
例えば、相手を傷つけたくなくて、小さな嘘をついたり
相手が嫌な思いをしないように無理して
「いいよ」と言ってしまうことはありませんか？
その後で、「なんであの時、行くって言っちゃったんだろう？」
と後悔し、結局
「面倒だな」「行きたくないな」と悩んでしまう。
そんな経験、ありますよね？
本音で話せる自分に変わりたいと思うこともありますよね。
もう少し図太くなって、気軽に「NO」と言えるようになりたい、と。
「もし常に本音で話せたら、もっと楽に生きられるんじゃないか。」
そんなふうに思うこともあるかもしれません。
でも、やっぱり本音で話すと
相手に嫌われてしまうんじゃないか、悪く思われるんじゃないかと
不安になりますよね。
本音を伝えることって、なんだか怖い気がしますよね。
そのような性格の根源は
実は子供の頃の体験に深く根付いているんです。
親の機嫌を気にすることから、そういった習慣が始まります。
たとえば、親がイライラしていると
自然と「親を悲しませないようにしなきゃ」と思い
小さな嘘をついてしまうことがあります。
これが、相手に気を使いすぎる性格の始まりです。
子供の頃って、みんな無邪気で、思ったことをそのまま言えるものですよね。
例えば、赤ちゃんの頃
おむつを替えてほしい時には、
お母さんが忙しそうだからと言って「後でいいよ」なんて思うわけがありません。
「おむつ替えて！」と全力で泣いて、主張するものです。
自分が感じたことをそのまま表現できる、
そんな頃の自分に少しだけ戻ってみることが大切です。
繊細なあなたには、それがちょうどいい方法かもしれません。
今日は、そんな自分を変えるために、大切な3つのポイントをお伝えしたいと思います。
断るのが苦手なあなたへ3つのポイント
自分を受け入れる
まず1つ目は、「自己需要」と「自分責めの緩和」です。
繊細さや、他人を思いやる気持ちは、
あなたの素晴らしい特性です。
この事実をしっかりと認めましょう。
それが一番早い方法なんです。
繊細な自分を認めてあげることが、心を軽くする第一歩です。
自分を責める必要はありません。
完璧である必要なんてどこにもないんです。
誰に対しても「いい人」でいることは不可能です。
もっと自分に優しくなりましょう。
失敗や弱さ
そして誰かを傷つけてしまうことすらも、すべて受け入れることで
心の負担がどんどん軽くなっていきます。
そして、そんな自分でも「大丈夫なんだ」と感じるようになった時、
自然と本音が言えるようになっていくものです。
気づいたら、断ることができる自分に変わっているはずです。
もしかしたら、
「断る方法を教えてくれるんじゃないか」
と思っていた方もいるかもしれませんが、
今回はその点について少し謝らせてください。
でも、安心してください。
今回お伝えしているのは、それ以上にパワフルでインパクトのあるメソッドなんです。
それは「自分を受け入れる」ということです。
具体的な断り方を学んでも、
それを実践するときにいつもモヤモヤしてしまうのでは、
根本的な解決にはならないですよね。
重要なのは、内側から変わっていくことです。
これまでに「断る方法」を学んだことがあるかもしれませんが、
それでもうまくいかない経験をしたのではないでしょうか？
なぜかというと、外側だけを変えるのではなく、
まずは内側をアップデートすることが必要だからです。
内面が変わることで、外での行動や結果が自然と変わっていきます。
結果として、断るという行為も、無理なく行えるようになるのです。
まずは、繊細で他人を思いやる自分自身を素晴らしいと感じてみましょう。
マインドフルネス（瞑想）の実践
そして、2つ目のポイントは「マインドフルネスの実践」です。
相手の気持ちを考えすぎたり、不安になったりするとき、人は頭の中でぐるぐると考えが巡りますよね。
そんなとき、マインドフルネスが役立ちます。
マインドフルネスとは、「今この瞬間」に意識を戻し、呼吸に集中することで
自分の感情や思考を客観的に観察することです。
深呼吸をして、呼吸に意識を向けることで
心配や他人の評価から一歩距離を置くことができるようになります。
これによって、本当の自分の気持ちに気づくことができるようになるんです。
自分の内面に気づけたとき、
その気持ちを少しずつ周りに伝えることが容易になっていきます。
行動から変えなきゃ、と思うかもしれませんが、
行動は結果的に変わっていくものです。
つまり、行動を変えようとするのは、枝葉をいじっているに過ぎないんです。
本当に変えるべきは「根っこ」つまり内側なんです。
行動を変えるためには、
まず自分の内側の気持ちが前向きになったときに、それを行動に移すことが大切です。
多くの場合、私たちの行動は、
自分の内側の気持ちに基づいています。
たとえば、嫌われないようにと無理して「はい」と答えてしまったり
未来への不安から今を犠牲にして頑張ったりすることがありますよね。
行動は、内側の前向きな気持ちが出たときに初めて、自然と変わっていくものです。
だからこそ、その前向きな気持ちを作り出すために
まずは自分の心の声、本音に気づくことが大切です。
それにはマインドフルネスが非常に有効です。
自分が今この瞬間、何を感じているのか
どんな気持ちが内側にあるのかに気づいてみてください。
能力主義社会の影響を理解し、健全な境界線を設置する
次に、3つ目のポイントとして
「能力主義社会の影響を理解し、健全な境界線を設置する」
ということをお伝えします。
これは非常に重要です。
私たちは能力主義社会に生きていますよね。
この社会では、成果や能力が重視されることが多く、
そのプレッシャーが原因で、自分を後回しにしてしまうこともあります。
自分の価値を、「外側の評価」にのみ依存するのではなく
自分自身の内なる基準をしっかりと持つことが大切です。
そして、他人の要求に対して「ノー」と言えることは
自分の境界線を守るための第一歩です。
この能力主義社会の中で
私たちの境界線を侵害してくる人は少なくありません。
彼らは、地位や立場を利用して
私たちの心の中に入り込み、コントロールしようとすることがあります。
「自分の境界線を守るのは、他の誰でもなく、自分自身です。」
その境界線が侵害されると、違和感を感じるはずです。
その違和感に気づいたとき「ノー」と言うことが
自分を大切にするための重要なステップです。
相手の気持ちを考えるあまり、自分の時間やエネルギーを消耗しているなら
それはあなたの境界線が侵害されている証拠です。
また、相手の境界線を侵害してしまっている可能性もあります。
健全な境界線を設置することは、自分を守るために欠かせないものです。
少しずつでいいので「断る練習」をぜひ始めてみてください。
自分の境界線が侵害されていると感じたとき
その違和感に気づいたら、無理せず少しずつで大丈夫です。
最初は「予定がある」とか「忙しい」といった言い訳でも構いません。
徐々に慣れてきたら、
「今はこれを優先している」といった形で
自分の気持ちを素直に伝えられるようになってくるでしょう。
最強の断り方
最強の断り方は、シンプルに「嫌です」と言えることです。
でも、それは簡単ではありませんよね。
これまでずっと、嫌だと思ってもそれを伝えることができなかったのですから。
特に、子供の頃に「嫌」と言うと怒られたり
悪いことが起きた経験がある人は、その言葉を言うことに不安を感じることもあります。
でも大丈夫です。「嫌だ」というのは、最強の断りワードなんです。
理由なんて必要ありません。
「嫌だ」という感情だけで十分です。
それを素直に言える自分をこれから作っていきましょう。
それによって、今まで「いい人」として自分を偽って生きてきた部分が少しずつ剥がれ落ちていくかもしれません。
もしかすると、あなたが本音を出すことで
周りの人の中には「前とは違う」と感じ、離れていく人もいるかもしれません。
でもそれでいいんです。
離れていく人は、むしろ離れてもらった方がいいんです。」
本音のあなたを受け入れてくれる人が、必ず残ります。
そして、これから出会う人たちも、ありのままのあなたに魅力を感じて惹かれていくでしょう。
そういう人たちが、自然と増えていくはずです。
いつの間にか、周りには本音で繋がれる素敵な人たちがたくさんいることに気づくでしょう。
だからこそ、まずは「ありのままの自分で生きてみる」ことを大切にしてください。
そうして自分の本音を尊重し、行動していくことで
周りに自然と素敵な人たちが集まってきます。
最後に何度もお伝えしますが
あなたの優しさや繊細さは、決して弱みではありません。
それは、周りの人たちを優しく包み込む素晴らしい強さです。
その優しさを否定せず、大切にしてくださいね。
それでは、今日も素敵な一日を、あなたらしく過ごしてください。
いってらっしゃい！
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